ある門番たちの日常のようです
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191: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/02(土) 23:02:49.37 ID:uPdkT3I3O
「動クナ、動クナヨ!!」

「Don't move!! Put youra hands!!」

いつの間にか、俺達は周囲を10人程の銃を持った人影に囲まれていた。全員が迷彩服に身を包んでおり、口元を布や防塵マスクのような物で覆っているため表情や各個人ごとの細かい情報を得ることは難しい。
以下略 AAS



192: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/02(土) 23:22:20.71 ID:uPdkT3I3O
俺は、右隣で同じようにホールドアップする大男を横目で見る。自分の目付きを自分で見ることはできないが、きっと風一つ吹いていない梅雨時の昼下がりよりも湿気に満ちた視線になっていることだろう。

(∩゚Д゚)∩「アメリカじゃ中に1ダース以上人間が潜んでいる状態を“何もない”と表現するんだな、初めて知ったよ」

(∩;゚∋゚)∩「……すまん、まさか地下室があるとは思わなかった」
以下略 AAS



193: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/02(土) 23:28:52.50 ID:uPdkT3I3O
「………っぐ!?」

掲げていた左手を握り込み、勢いよく振り下ろす。わき腹に密着していた銃口を叩き落としつつ姿勢をチビの顔面辺りまで落として肘打ちをかます。

(,,;゚Д゚)「って………」
以下略 AAS



194: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/02(土) 23:40:49.35 ID:uPdkT3I3O
(#゚∋゚)「────」

「グゥアッ!?!!?」

その横っ面に叩きつけられたのは“人影”。Ostrichの見た目に違わぬ筋力で投げ飛ばされた包囲網の1人が轟音と共に直撃し、そいつはナイフを取り落として床を滑る。
以下略 AAS



195: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 00:15:35.02 ID:hnfwegeQO
「…………っ!? なっ(#゚∋゚)「OCTaHOBиTeCЬ!


「ぴっ!?」

以下略 AAS



196: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 00:40:47.60 ID:hnfwegeQO
(,,゚Д゚)「………あー、あの馬鹿はあんなこと言っているが安心してくれ。俺達は決して敵じゃない。まぁこんな状況で言っても説得力なさ過ぎだけどな」

今にも地獄からの死者を名乗る蜘蛛男辺りが飛び込んできそうな空気を緩和させるためAK47を手放しながら、俺も“司令官”に声を掛ける。

元々、相手の正体が読めた時点で厳密には“敵”じゃないことは解っていた。上手く言いくるめる方法が思い付かず肉体言語で“説得”することになったのは反省材料だが、あの場で最優先すべきは熟慮ではなく一刻も早い状況の打開だったのでまぁ勘弁願おう。
以下略 AAS



197: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/03(日) 00:41:57.70 ID:hnfwegeQO
ホントは昨日の内にここまで来たかった……一旦寝ます。


198:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 01:01:38.23 ID:SyK/psGA0
おつおつ



199: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 23:34:36.96 ID:BMyKX3m70
他人の容姿をとやかくいう趣味はないが、ファルロと名乗ったその男は言ってしまえば醜男にカテゴリーされる外観の持ち主だった。

背はそこそこに高いがOstrichや周りで転がっているこいつの部下のように筋肉質ではなく、寧ろ少しやせ気味。少し上を向いた鼻の筋や目元に西洋人特有の掘りの深さがなく、顔全体が少しのっぺりとしている。
鼻孔と眼は細く、口も気むずかしげに結ばれているため顔のパーツ全体が定規で引いた線のような印象を受ける。声を聞く限り年齢は若いのだが、荒れた肌や口元に刻まれた皺は寧ろ老人のそれだ。

以下略 AAS



200: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 00:03:28.76 ID:XTOLkAvV0
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