45:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:26:18.86 ID:aDbJZUbB0
「へえ……そいつ今何してんだ?」
46:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:29:48.13 ID:aDbJZUbB0
「ねぇ。上条さんは、御坂さんのことが好きなの?」
47:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:32:31.78 ID:aDbJZUbB0
「ああそう。でも、それって恋愛としてではないわよねぇ?」
48:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:34:29.83 ID:aDbJZUbB0
「いつでも安らげるような居場所でも、誰よりも分かり合える仲でもない。喧嘩もするし、何考えてんのか分かんねえ時もある。それでもアイツは、そんな溝を何度も飛び越えて俺の横に居ようとしてくれた」
49:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:38:54.27 ID:aDbJZUbB0
「俺の人生は、数え切れないほど大切な人との出会いに支えられている。でも、違うんだよ。美琴はただ大切ってだけじゃない。上手く言えないけど、離したくないんだ。ずっと近くにいてほしいし、時には我儘もぶつけたい。エゴだなんだって言われても、無条件で思いっきり愛したい」
50:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:40:08.12 ID:aDbJZUbB0
心が遥か天空に舞い上がったかのように、体がフワフワして落ち着かない。そんな彼女の耳に、彼の言葉が飛び込んできた。
51:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:41:49.60 ID:aDbJZUbB0
彼は今確かに『初対面』と言った。
52:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:43:10.02 ID:aDbJZUbB0
53:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:45:06.65 ID:aDbJZUbB0
上条も、傍で覗いていた美琴も、世界が漂白されたような無音に支配され、何も言えずにその現実を目に焼き付ける。
54:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:47:20.20 ID:aDbJZUbB0
「忘れ、る?」
55:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:49:33.37 ID:aDbJZUbB0
「ふざけないでよ! さっきから人の心を無視したことばっかり言って! 初対面の人? そんな風に思える誰かが居て幸せ? その大切な人に覚えられない悔しさがあなたに分かるの?! この1年と、今日だって、あなたと御坂さんがどんどん仲良くなっていくの見て、私がどんな気持ちだったと思う? あなたの大切な人の中に、私がいないのがどれだけ辛いのか分からないでしょぉッ!」
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