食蜂「さよならが迎えに来ること」
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48:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:34:29.83 ID:aDbJZUbB0



「いつでも安らげるような居場所でも、誰よりも分かり合える仲でもない。喧嘩もするし、何考えてんのか分かんねえ時もある。それでもアイツは、そんな溝を何度も飛び越えて俺の横に居ようとしてくれた」



上条は微笑み、頬を掻く。



「凸凹とした関係だけどよ、だからこそなのかな。いつの間にか、そんなアイツのひた向きな姿に惹かれちまってたんだよ。他の誰にも抱かなかった感情が、今俺の中にあるんだ」



食蜂は川面を見つめながら、口角を上に上げ続けた。





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