食蜂「さよならが迎えに来ること」
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46:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:29:48.13 ID:aDbJZUbB0



「ねぇ。上条さんは、御坂さんのことが好きなの?」



美琴は息を止め、それに呼応するように周囲の音も掻き消えた。水面の静けさが川岸の2人を包み込む。



(え、ええええええ?! はぁ?! アイツ急に何聞いてんのよ! 私がここにいるってのにそんな質問、いや、でも、ていうかアイツは……)



美琴は軽くパニックになりながらも、息を吸い、質問の行く末を受け止めようとした。



「ああ。もちろん好きだぜ」



上条はサラッとそう返す。その物言いからして、それは人間的な意味としての好きだということが容易に察せた美琴は、表情を暗くさせた。





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