緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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64:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:54:10.98 ID:rHT/Celd0
けれども、それを言ってしまうのは野暮だろうと。
そう思って彼女は口にはせずに、ただただ見守っているのだった。
65:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:54:36.90 ID:rHT/Celd0
彼は腕で額の汗を拭いつつ、まだ探し物を続けている。
「……お散歩とか……したい、な」
66:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 14:54:41.52 ID:apSscRn50
67:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:55:02.39 ID:rHT/Celd0
だが、『ルール違反は許さない』と言った手前、それを口にするのは憚れた。
「今日は……うん、我慢しよう」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:55:31.39 ID:rHT/Celd0
「い、いえ……そんな事は、無いです。ただ、ちょっと……」
「ちょっと?」
69:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 14:55:45.48 ID:apSscRn50
70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:02.24 ID:rHT/Celd0
「いやぁ、中々見つからなくてな。探すのに、結構な時間が掛かったよ」
Pはそう言いつつ、智絵里の横の空いている場所に腰を下ろす。
71:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:29.71 ID:rHT/Celd0
そこまで考えた所で、智絵里はある事に気づいた。そして思い出した。
今まで自分がどんな思いで、四つ葉のクローバー探しをしていたのかを。
72:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:55.99 ID:rHT/Celd0
「それにな……俺は智絵里の事が好きだからさ。どんな我が儘だろうと、お前の為なら叶えてやりたいんだ」
「プロデューサーさん……」
73:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:57:21.61 ID:rHT/Celd0
「……ごめんなさい、プロデューサーさん」
「……何で、謝るんだ?」
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