緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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73:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:57:21.61 ID:rHT/Celd0
「……ごめんなさい、プロデューサーさん」
「……何で、謝るんだ?」
「私……実は試したかったんです」
「試す……?」
「はい。私が何を言っても……プロデューサーさんは見捨てないでいてくれるのかを」
それを言うと、智絵里は顔を上げてPの目を真っ直ぐに見た。
「怖かったんです。いつかはみんなみたいに……プロデューサーさんが私を置いて、どこかに行ってしまうんじゃないかって」
「……だから、私を人形にしてなんて、無茶なお願いを?」
「……ごめんなさい」
智絵里はそう言ってから、ゆっくりと頭を下げた。
自分で決めた、自らに課したルールを破って、でだ。
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