緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:56:02.24 ID:rHT/Celd0
「いやぁ、中々見つからなくてな。探すのに、結構な時間が掛かったよ」


Pはそう言いつつ、智絵里の横の空いている場所に腰を下ろす。


それからポケットからハンカチを取り出して、流れ出る汗を拭き取っていった。


「しかし、智絵里は凄いよな」


「えっ?」


「これだけのクローバーの中から四つ葉を探すのは大変なのに、それでもめげずに探し続けて、何本、何十本も集めるんだからな」


「そ、そんな事は……無い、です」


凄くなんてないと、智絵里は首を横に振って否定する。


四つ葉のクローバー探しは自分の趣味でしているから、大変になんて思いはしない。苦痛になんてならない。


だって、それに……


「あっ……」





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