緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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67:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:55:02.39 ID:rHT/Celd0
だが、『ルール違反は許さない』と言った手前、それを口にするのは憚れた。
「今日は……うん、我慢しよう」
他ならぬ自分で選んだ道なのだから、貫き通そう。
そう思ってか智絵里は小さく、誰にも聞こえない様に口にした。
そして更に数分が経過し、それでも尚、Pは探し物を継続していた。
流石の智絵里も座り続けた為か、うつらうつらと眠気が差してくる。
気が抜けて、眠りに落ちてしまいそうになった、その時、
「智絵里。おい、智絵里」
「……ふぇ?」
側まで戻ってきていたPが彼女の肩を揺らし、眠ってしまいそうだったのを阻止したのだった。
「あれ……? いま、わたし……」
「ちょっと寝掛けてたな。もしかして、疲れたりでもしたか?」
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