【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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64: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:56:04.79 ID:y1IM1Nwt0

「おまけに人の言うことには調子良く、美人と見ればすぐ鼻を伸ばし、
 暇を見つけては率先して劇場の人たちと遊び出す」

「う、うん」
以下略 AAS



65: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:07:01.17 ID:y1IM1Nwt0

「それじゃ、あの……着物の話に戻ろうか」

「私はずっと、その話題について話しています」

以下略 AAS



66: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:08:42.79 ID:y1IM1Nwt0

 しばし二人の間には、ぽっぽっぽっと鳴くハトの声だけが響く時間が訪れた。

 男が飲み干した缶ジュースをベンチの上にトンと置き、紬に向けておもむろに訊いた。

以下略 AAS



67: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:10:10.00 ID:y1IM1Nwt0

 男が、フッと紬から視線を逸らす。

「売り込むまでは俺の仕事。でも、そこから先に俺は行けない。
 ……だからこそ手がけることになった商品は、納得いくまで調べ上げる」
以下略 AAS



68: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:11:44.15 ID:y1IM1Nwt0

 その時だった。

 紬の顔が悲愴に歪み、「愛嬌だけじゃ、ダメなんですっ!」男の言葉を遮って、紬が大きく声を上げた。

以下略 AAS



69: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:13:47.62 ID:y1IM1Nwt0

「小さい頃は、気づかなかった。ただ店に立っているだけで、愛想を撒いているだけで、私は役に立っていると思ってた。
 でも、容姿が良いとか、愛嬌があるとか、そんなことだけで客足が伸びるワケが無い」

 途切れ途切れの告白は、次第に涙混じりの声に変わっていく。
以下略 AAS



70: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:15:12.17 ID:y1IM1Nwt0

「プロデューサー」

 ガラス玉のように澄んでいる、彼女の瞳が濡れている。

以下略 AAS



71: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:17:17.05 ID:y1IM1Nwt0

「紬。君をスカウトした理由、俺はまだ話してなかったな」

 男の言葉は、ただ流れる。受け止めるべき少女はいまだ、涙を流して座っている。

以下略 AAS



72: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:18:22.30 ID:m7NIKWsF0
===

 泣き出してしまった紬だが、癇癪を起したワケでは無いのは男にとって都合が良かった。

 ヒステリックとまでは言わないが、感情を爆発させるようにぶつけて来る
以下略 AAS



73: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:20:08.94 ID:m7NIKWsF0

「とはいえ、そんなことはちょっと会話すればすぐ分かる。
 他にも好きなことに嫌いなこと、家族構成に友人関係。
 将来はどんなアイドルになりたいか……

以下略 AAS



74: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:21:43.31 ID:m7NIKWsF0

 売り言葉に買い言葉。男がにやけ笑いを浮かべたので、
 紬はまんまと乗せられたことに気がついた。

 とはいえ、今さら撤回するのも自分のプライドが許さない。
以下略 AAS



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