【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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55:名無しNIPPER[sage]
2017/07/18(火) 00:21:08.71 ID:qL897w6ho
よき、よき
56: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:40:13.69 ID:y1IM1Nwt0
===
公園の日陰に置かれた簡素なベンチ。
そこに二人は並んで座り、それぞれが手にした飲み物を飲んでいる。
57: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:43:05.58 ID:y1IM1Nwt0
「着物? ……まぁ、嫌いじゃあないよ」
「鼻の下」
58: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:47:12.16 ID:y1IM1Nwt0
「それで、着物は?」
「……着る機会ってのがそんなに無いから。祭りだなんだって言う時に、浴衣になるのが精々かな」
59: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:48:26.87 ID:y1IM1Nwt0
「意外だな。もっとお堅い感じの子なんだと」
「私も、もっと真面目な方だと思っていました。……少なくとも、私を口説いた時がそうだったように」
60: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:50:34.07 ID:y1IM1Nwt0
「……着物」
小さく、消え入りそうな声で紬が言う。
61: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:51:21.45 ID:y1IM1Nwt0
男が、顎を掻きながら問いかける。
「それはつまり、お家の仕事が……手伝いなんかが、嫌だったって話かな」
62: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:53:15.00 ID:y1IM1Nwt0
===
「私はプロデューサーというお仕事に、多少の敬意を抱いています」
おずおずと語り始めた紬の言葉に、男が面食らったような顔になった。
63: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:55:01.40 ID:y1IM1Nwt0
釘を刺すように言われた男が「むむむ」と唸る。
彼はしばらく難しい顔で考え込むと、ポンと膝を叩いてこう言った。
「つまり紬が俺に言いたいのは、ファンと恋愛させてくれ?」
64: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/18(火) 19:56:04.79 ID:y1IM1Nwt0
「おまけに人の言うことには調子良く、美人と見ればすぐ鼻を伸ばし、
暇を見つけては率先して劇場の人たちと遊び出す」
「う、うん」
65: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/07/18(火) 20:07:01.17 ID:y1IM1Nwt0
「それじゃ、あの……着物の話に戻ろうか」
「私はずっと、その話題について話しています」
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