【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」完結編
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69
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◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:15:36.97 ID:23vyEUVD0
俺はその場に立ちすくんだ。
俺と茜のあいだの十五メートルが、やけに遠く感じられた。
ジョギング中の若い男性が、怪訝そうな顔をして俺たちの横を走り抜けていく。
以下略
AAS
70
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:18:46.68 ID:23vyEUVD0
「茜」
俺が声をかけると、茜がこちらを見た。
「俺にタックルしてこい」
以下略
AAS
71
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:20:30.35 ID:23vyEUVD0
「プロデューサー! 大丈夫でしたか!?」
声のする方を仰ぎ見る。あの日は夕日で逆光だった。今は昼前、太陽が反対側の位置だ。茜の顔がよく見える。
「はー……ああ、大丈夫だ。ケガもしてない」
以下略
AAS
72
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:22:10.27 ID:23vyEUVD0
「一体何がどーなったら、そんなボロボロになれるんスか」
茜を連れてプロデューサールームに戻った俺を見て、比奈が呆れたような声で言った。
たしかに、もともとしわくちゃだったスーツで土手を転がったものだから、枯草がまとわりついて、俺は事故にでもあったかのような悲惨な姿になっている。
以下略
AAS
73
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:23:38.07 ID:23vyEUVD0
ここまで長い間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
次が最終話です。23:35から投稿いたします。
74
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/07/28(金) 23:24:46.78 ID:40lkHwEe0
うぽつ
誰だろ?
75
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:35:13.95 ID:23vyEUVD0
――上条春菜さんは、どういう経緯で今回のユニットに参加することになったんですか?
「私は、新しいユニットをやるから、と呼ばれて参加することになりました! プロダクションの偉い人のお眼鏡に叶ったってところでしょうか!」
言いながら、春菜は得意顔で眼鏡のテンプルをつまんでみせる。
以下略
AAS
76
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:37:17.95 ID:23vyEUVD0
――関裕美さんは、最初、このユニットに参加することになったとき、どう感じましたか?
「最初は、不安だった……知らない人と関わるのも苦手だし、人前に出ないお仕事のほうがやりたいって思っていたから。きっと、スタッフさんやメンバーのみんなにも、幻滅されちゃうだろうって、思ってた」
裕美は昔を懐かしむみたいに、空中を見つめていた。
以下略
AAS
77
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:40:45.83 ID:23vyEUVD0
「はい、今日はこちらの五人に来ていただいています、美城プロダクションの新しいアイドルユニットの皆さんです! 本日ユニットソングがリリースということで、記念すべきレコ発、インストアライブ! ということになりましたー! 聴いたところによると、本当に今日までユニット名も秘密だったんですって?」
インストアライブ会場。司会の女性にマイクを向けられ、春菜が困ったように笑う。
「あはは、ええと、ちょっと成り行きみたいな感じなんですけど、私たちのユニット名、なかなか決まらなくて……ギリギリでようやく、メンバーのみんなでこれしかないねって言って決まったんですけど、いろんなところで未定って言っちゃったから、もうこうなったら発売日まで秘密にしておこう! ってことになったんです」
以下略
AAS
78
:
◆Z5wk4/jklI
[saga]
2017/07/28(金) 23:42:20.46 ID:23vyEUVD0
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季節はめぐり、冬がやってきた。
年末のウィンターフェスで、五人のユニットとしての活動はピリオドを迎える。
以下略
AAS
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