【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」完結編
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67: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:10:35.60 ID:23vyEUVD0
「ま、ちょうどそのお願いを、ユニットのみんなからも聞いてたところなんだけどねー」

 先輩は比奈たちを見渡す。
 比奈は少し恥ずかしそうに笑い、春菜、裕美、ほたるはほっとしたような顔をしていた。

以下略 AAS



68: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:14:02.14 ID:23vyEUVD0
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 プロダクションを出た俺は、さっそく茜の電話番号に発信してみた。応答はない。
 二度目のコールも留守電への接続になってしまい、俺は電話での接触を諦める。

以下略 AAS



69: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:15:36.97 ID:23vyEUVD0
 俺はその場に立ちすくんだ。
 俺と茜のあいだの十五メートルが、やけに遠く感じられた。

 ジョギング中の若い男性が、怪訝そうな顔をして俺たちの横を走り抜けていく。

以下略 AAS



70: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:18:46.68 ID:23vyEUVD0
「茜」

 俺が声をかけると、茜がこちらを見た。

「俺にタックルしてこい」
以下略 AAS



71: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:20:30.35 ID:23vyEUVD0
「プロデューサー! 大丈夫でしたか!?」

 声のする方を仰ぎ見る。あの日は夕日で逆光だった。今は昼前、太陽が反対側の位置だ。茜の顔がよく見える。

「はー……ああ、大丈夫だ。ケガもしてない」
以下略 AAS



72: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:22:10.27 ID:23vyEUVD0
「一体何がどーなったら、そんなボロボロになれるんスか」

 茜を連れてプロデューサールームに戻った俺を見て、比奈が呆れたような声で言った。
 たしかに、もともとしわくちゃだったスーツで土手を転がったものだから、枯草がまとわりついて、俺は事故にでもあったかのような悲惨な姿になっている。

以下略 AAS



73: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:23:38.07 ID:23vyEUVD0
ここまで長い間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
次が最終話です。23:35から投稿いたします。


74:名無しNIPPER[sage]
2017/07/28(金) 23:24:46.78 ID:40lkHwEe0
うぽつ
誰だろ?


75: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:35:13.95 ID:23vyEUVD0
 ――上条春菜さんは、どういう経緯で今回のユニットに参加することになったんですか?

「私は、新しいユニットをやるから、と呼ばれて参加することになりました! プロダクションの偉い人のお眼鏡に叶ったってところでしょうか!」

 言いながら、春菜は得意顔で眼鏡のテンプルをつまんでみせる。
以下略 AAS



76: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:37:17.95 ID:23vyEUVD0
 ――関裕美さんは、最初、このユニットに参加することになったとき、どう感じましたか?

「最初は、不安だった……知らない人と関わるのも苦手だし、人前に出ないお仕事のほうがやりたいって思っていたから。きっと、スタッフさんやメンバーのみんなにも、幻滅されちゃうだろうって、思ってた」

 裕美は昔を懐かしむみたいに、空中を見つめていた。
以下略 AAS



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