【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」完結編
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37: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/15(土) 00:26:39.98 ID:JPdS/Cks0
「ほたるちゃん、このまえのラジオのとき、手を握ってくれてありがとう。私、あのとき、ほんとうにうれしかったよ。だから、お返ししたいと思ってたんだ」

 屋上の扉の前に二人は立つ。その後ろに俺たちが追い付いていた。

「つぎは、ほたるちゃんの番」
以下略 AAS



38: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/15(土) 00:27:52.75 ID:JPdS/Cks0
「おっ」

 俺は声を出していた。
 ほたるが、笑っていたように見えたからだ。
 そのとき、風だけが一瞬止まった。
以下略 AAS



39: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/15(土) 00:29:47.63 ID:JPdS/Cks0
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「ほたる、そのままじゃ風邪ひくぞ。会場のスタッフに依頼して控室に着替えを用意してもらった。フェスティバルは押しで決行だそうだから、始まる前に着替えてくれ」

「はい、ありがとうございます」
以下略 AAS



40: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/15(土) 00:31:02.46 ID:JPdS/Cks0
 後日のプロデューサールーム。
 俺は黙ってキーボードを打ち続ける。
 デスクに置かれたフォトフレームは、茜たちの写真のスライドショーが流れている。
 この写真も、だいぶ増えた。
 俺は手を止め、フォトフレームを一瞥する。
以下略 AAS



41: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/15(土) 00:34:34.43 ID:JPdS/Cks0
友人の崇敬な水木聖來Pは言っていました。次の総選挙はもう始まっていると。

次回は21日の更新を予定しています。日付超えないように気をつけます。
フィナーレに向けて、もう少々お付き合いくださいませ。


42:名無しNIPPER[sage]
2017/07/15(土) 00:43:10.81 ID:Qba8K57W0
ほたると離れるのが何よりの不幸なんだよ

って言いたい乙


43: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/21(金) 20:11:26.26 ID:CDK467qC0
 プロデューサールームの中はおおかた片付け終えた。
 改めて眺めてみれば、俺には広すぎる、過大な部屋とデスクだったと思う。

 デスクのモニターの横には、茜たちを撮った写真をスライドショーで流し続けるフォトフレーム。
 俺はそれをしばし見つめてから、パソコンのメールソフトを立ち上げる。
以下略 AAS



44: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/21(金) 20:13:39.65 ID:CDK467qC0
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「プロデューサー!」

 ロビーを歩いていると、背中に声がかかった。

以下略 AAS



45: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/21(金) 20:14:47.82 ID:CDK467qC0
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「……と、ここだな」

 窓側に取った新幹線の指定席。荷物を棚に乗せて、俺は席につく。
以下略 AAS



46: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/21(金) 20:18:21.54 ID:CDK467qC0
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 茜は自室のベッドの上で、スマートフォンの画面を見つめて眉間にしわを寄せていた。

 プロデューサーから、実家の都合でしばらくお休みするという連絡をもらってからまる二日間、ユニットのメンバーのあいだではグループメッセージのやり取りが続いていた。
以下略 AAS



47: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/21(金) 20:20:47.86 ID:CDK467qC0
 茜以外の四人には、すでに先輩プロデューサーからの挨拶と、引継をしたこと、顔合わせの日程を伝えるメールが届いていた。
 ユニットのメンバーでメッセージのやり取りをしているあいだに、茜にだけその連絡がきていないことがわかった。
 四人は茜に、メールアドレスを間違えたんじゃないのかとか、なにかのエラーじゃないか、送り忘れなど可能性をあげて、気にする事はないと励ましてくれていた。
 茜はそれに同意をしつつ、どこかで不安がぬぐえずにいた。

以下略 AAS



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