曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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72:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 12:12:02.89 ID:N3+S3TwnO
私は、二人のやり取りに笑いながら、胸の内のしこりを感じていた。
分からない、なんだろう。嫌な気持ちだ。

「曜ちゃん、梨子ちゃんがー」

以下略 AAS



73:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 12:28:44.27 ID:N3+S3TwnO
家に帰ると、昨日のどんちゃん騒ぎが嘘のようだった。
明日の早朝には仕事に戻るパパがリビングで、くつろいでいる。
私は鞄をソファの横に置いて、パパの隣に座った。

「うおっ、お帰り」
以下略 AAS



74:名無しNIPPER[sage]
2017/06/14(水) 12:31:04.59 ID:gtL4Vg54o
曜ちゃんどんどん梨子ちゃんの事意識してきてますね〜


75:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 13:03:55.82 ID:N3+S3TwnO
なんて返そうか。
悩んではみた。
でも、何も浮かばない。

「パパ、娘のスマホ覗かないで」
以下略 AAS



76:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 13:27:55.40 ID:N3+S3TwnO
パパはそう言ってくれた。
でも、私は、まだそんな風に大人にはなれなかった。
次の日になって、全力で寂しそうにするパパを見送って、学校へ向かった。
その日は、早く起きたので、一本早いバスで学校へ向かった。
千歌ちゃんと梨子ちゃんと私の3人のグループのSNSにメッセージを残した。
以下略 AAS



77:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 14:03:15.83 ID:N3+S3TwnO
図書館は開いていたけれど、図書委員はいなかった。
そう言えば、3人で花丸ちゃんとルビィちゃんを勧誘しに押しかけたっけ。
つい、この間のことのようだ。
私は方向転換した。
思い出に浸りたくて、他の場所も回って行った。
以下略 AAS



78:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 14:09:47.39 ID:N3+S3TwnO
あの時、梨子ちゃん死んじゃうかと思った。

「曜……?」

「あ、今日、平日だよ?」
以下略 AAS



79:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 14:45:59.10 ID:N3+S3TwnO
何を考えているんだろう。
鞠梨ちゃん、前にも、こんなことあったっけ。
何がしたいんだろう、私は。
情けない。
自分の感情が分からない。
以下略 AAS



80:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 14:49:36.52 ID:N3+S3TwnO
次から、梨子ちゃん視点です


81:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 15:03:21.81 ID:N3+S3TwnO
曜ちゃんに既読スルーされた。
そう言えば、千歌ちゃんにもこの間された。
嫌われてるのかな。涙目になりそう。
と、思ったら、千歌ちゃんの送ったメッセージすら曜ちゃんは見ていないようだった。
誰が送ったかは分かるはずだけど。
以下略 AAS



82:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 15:19:14.64 ID:N3+S3TwnO
「追いかける?」

鞠莉ちゃんが封筒を一つ目の前に掲げた。

「二人で?」
以下略 AAS



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