82:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 15:19:14.64 ID:N3+S3TwnO
「追いかける?」
鞠莉ちゃんが封筒を一つ目の前に掲げた。
「二人で?」
私と千歌ちゃんは顔を見合わせた。
それはもしそうするなら、千歌ちゃんと一緒だけど。
でも、学校を休むとなると、いいのかどうかという所になる。
けれど、予想外の答えが千歌ちゃんの口から飛び出した。
「ううん、私は行かないよ。梨子ちゃん、追いかけてあげて。お願い」
「え、千歌ちゃん」
「ちかっちは、それでいいの?」
「うん」
千歌ちゃんが大きく頷いた。
「オー、じゃあ、後は梨子しだいね」
「待って待って、千歌ちゃん?」
「梨子ちゃん、お願いします」
と、頭を下げてキッパリと言うのだ。
それには鞠莉ちゃんでさえも、やや驚いていた。
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