曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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76:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 13:27:55.40 ID:N3+S3TwnO
パパはそう言ってくれた。
でも、私は、まだそんな風に大人にはなれなかった。
次の日になって、全力で寂しそうにするパパを見送って、学校へ向かった。
その日は、早く起きたので、一本早いバスで学校へ向かった。
千歌ちゃんと梨子ちゃんと私の3人のグループのSNSにメッセージを残した。

結局、梨子ちゃんに返信してないな。
千歌ちゃんと話して、梨子ちゃんと話して。
どこかで一区切りがついたと思っていた。

教室に着くと、案の定誰もいなかった。
なんとなく一人になりたかった。
千歌ちゃんと夢中になりたい。そうだね。
みんなで楽しくしたい。うん、そう。

世界中の人と仲良くできるなんて思っていない。
良い人は好かれるし、悪者は嫌われる。
悪者から好かれたい人はあまりいないだろう。
だから、ある一定層には受け入れられないようにできてるんだと思う。

はあ。
何、変な事考えてるんだろう。
図書館。
図書館に行こう。
カバンを掴む。
誰もいない校舎を、歩く。




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