138:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 00:33:59.08 ID:TqcAjD03O
でも、本当は違った。
言葉が必要だった。
千歌ちゃんにではなく、私に。
『曜ちゃん、すごーい! 千歌にはできないよ』
139:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 00:51:28.58 ID:TqcAjD03O
悪い奴だったんだ。
千歌ちゃんが輝くのを誰よりも後押ししてるフリをしていただけだ。
親友のフリをしていただけだ。
その方が、近づけたから。
手に入らないと分かったら途端に臆病になってしまう。
140:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:08:12.26 ID:TqcAjD03O
「お客さん、力加減どうです?」
「良い感じですな」
「そうでしょう」
141:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:25:03.85 ID:TqcAjD03O
一緒にいてくれると嬉しい。
手を握られると、恥ずかしくなる。
でも、繋いでると安心する。
「曜ちゃん、手出して」
142:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:46:39.41 ID:TqcAjD03O
この気持ちを表わすとしたら――。
「梨子ちゃん」
湯船が揺れる。
143:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:49:10.95 ID:TqcAjD03O
今日はここまで
また明日以降で
144:名無しNIPPER[sage]
2017/06/19(月) 04:58:25.55 ID:zuub45n1o
あぁ…
もどかしい…
だがそれがいい…
145:名無しNIPPER[sage]
2017/06/19(月) 20:34:38.71 ID:U8JUtDwSO
キマさない
146:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 00:40:03.63 ID:hVoKMaCTO
お風呂から出て、心ここにあらずな状態で、ろくに体も拭かないまま寝巻に着替えた。
梨子ちゃんをベッドに案内して、床で寝ようとしたら、無理やりベッドに引っ張られてしまった。
しょうがないから、その時は梨子ちゃんの隣に潜った。
電気を消して、目をつむる。
喋らなければ、ただ静かで。
147:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 01:23:17.14 ID:hVoKMaCTO
風邪なんか引くの、久しぶり。
体調管理には気をつけてたつもりだったのに。
一瞬の油断とやらが、命取りってやつだ。
喉の奥は焼けるように熱い。
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