140:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:08:12.26 ID:TqcAjD03O
「お客さん、力加減どうです?」
「良い感じですな」
「そうでしょう」
「なんじゃそりゃ」
目を閉じて、いっそう感じる。
その声音の優しさ、心地良さ。
「曜ちゃん、髪短いから洗うのラクでいいな」
「乾くのも早いよ。2分くらい」
「早すぎる……」
シャワーがかけられる。
その後、体は各々で洗って、湯船に浸かった。
不思議と、入る時より気持ちが落ち着いていた。
正面に体育座りする梨子ちゃん。
眠そうな顔。
洗い流されたものがあったのかも。
『顔色を窺ってばかりいると――』
『大切なものが増えたんだ――』
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