132:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:12:50.65 ID:cFEzUClWO
次から曜ちゃん視点です
133:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 23:13:32.70 ID:lDXYFq7q0
期待
134:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:24:14.46 ID:cFEzUClWO
目が覚めたら、自分の部屋にいた。
不思議な事じゃないんだけど、寝返りを打つと何かにぶつかったから、ぎょっとした。
梨子ちゃん?
深夜2時。
私は一体、いつベッドに入ったんだろう。
135:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:29:34.40 ID:cFEzUClWO
背中のすぐ後ろで声が聞こえた。
「ご、ごめんね……私、梨子ちゃんにとんだ事故を」
「どこ行くのって聞いてるのよ」
136:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:43:30.66 ID:cFEzUClWO
ママはまだ帰ってきていなかった。
私と梨子ちゃんは脱衣所で、背中合わせに服を脱いだ。
前側はタオルで隠していたけど、それ以外の露出した肌が色っぽくて、本当に同い年かと疑ってしまう。
「曜ちゃん、そんなに見られると恥ずかしい……」
137:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 00:18:50.39 ID:TqcAjD03O
無邪気だったな。
「頭洗ってあげるよ、梨子ちゃん」
「じゃあ、お願い」
138:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 00:33:59.08 ID:TqcAjD03O
でも、本当は違った。
言葉が必要だった。
千歌ちゃんにではなく、私に。
『曜ちゃん、すごーい! 千歌にはできないよ』
139:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 00:51:28.58 ID:TqcAjD03O
悪い奴だったんだ。
千歌ちゃんが輝くのを誰よりも後押ししてるフリをしていただけだ。
親友のフリをしていただけだ。
その方が、近づけたから。
手に入らないと分かったら途端に臆病になってしまう。
140:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:08:12.26 ID:TqcAjD03O
「お客さん、力加減どうです?」
「良い感じですな」
「そうでしょう」
141:名無しNIPPER[saga]
2017/06/19(月) 01:25:03.85 ID:TqcAjD03O
一緒にいてくれると嬉しい。
手を握られると、恥ずかしくなる。
でも、繋いでると安心する。
「曜ちゃん、手出して」
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