曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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134:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:24:14.46 ID:cFEzUClWO
目が覚めたら、自分の部屋にいた。
不思議な事じゃないんだけど、寝返りを打つと何かにぶつかったから、ぎょっとした。
梨子ちゃん?
深夜2時。
私は一体、いつベッドに入ったんだろう。
梨子ちゃんは、どうして一緒に寝てるんだろう。

しばらく、梨子ちゃんの寝顔を見て、思い返す。
徐々に、記憶が戻って来る。
戻らなくてもいい記憶と一緒に。

「ひ……」

叫びそうになって、口を抑えた。
やらかした。
思いっきり、やらかしたぞ、渡辺曜。
梨子ちゃんの膝枕を受けていた自分が、嘘のようだ。
静かに深く、枕を頭に打ち付けた。

「あ……」

甘酒のせいかな。
香りが漂っている。
美味しくて、ついつい飲み過ぎて。

よし、お風呂、入ろう。
明日、学校あるから、梨子ちゃんもお風呂入りたかっただろうに。
もぞもぞと動くと、お腹に何かが――梨子ちゃんの腕が巻き付いてきた。

「わっ」

「どこ、行くの」


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