126:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:35:19.65 ID:cFEzUClWO
最初の方は、お喋りしながらテレビのバラエティ番組にツッコミを入れながら、楽しく飲んでいた。
だんだんと体の方が熱くなっていって、
「梨子ちゃん、ちょっと頬っぺたがポカポカしてきた」
127:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:46:41.55 ID:cFEzUClWO
そして、戻って来ない。
私も洗面所に向かった。
「曜ちゃん?」
128:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 21:58:37.78 ID:cFEzUClWO
ゆっくりと顔が近づてきて、彼女の吐息が私の首筋にかかった。
「……よ、よ、よ」
言葉が出ない。
129:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:10:57.47 ID:cFEzUClWO
「同情は平等よ……でも、この気持ちは平等じゃないから」
「へへへ……意味分からないヨーソロ」
「分からない、か……」
130:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:39:47.52 ID:cFEzUClWO
首が後ろに反り返って危なっかしい。
頭を太ももの上にそっと寝かせた。
「んにゃ……ハンバーグ、も一個」
131:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:09:00.17 ID:cFEzUClWO
もっと、言葉をお願い。
そんなのじゃ物足りない。
確信できない。
「だって、梨子ちゃんは……東京の人で、いつまでも沼津にずっといるって訳じゃない。そばにいる、なんて……簡単に約束しちゃダメだよ」
132:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:12:50.65 ID:cFEzUClWO
次から曜ちゃん視点です
133:名無しNIPPER
2017/06/18(日) 23:13:32.70 ID:lDXYFq7q0
期待
134:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:24:14.46 ID:cFEzUClWO
目が覚めたら、自分の部屋にいた。
不思議な事じゃないんだけど、寝返りを打つと何かにぶつかったから、ぎょっとした。
梨子ちゃん?
深夜2時。
私は一体、いつベッドに入ったんだろう。
135:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 23:29:34.40 ID:cFEzUClWO
背中のすぐ後ろで声が聞こえた。
「ご、ごめんね……私、梨子ちゃんにとんだ事故を」
「どこ行くのって聞いてるのよ」
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