島村卯月「マーキング」
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143:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:33:06.24 ID:HWaFrKsf0




……………
以下略 AAS



144:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:33:36.09 ID:HWaFrKsf0
「はぁ……やっぱり、緊張するなぁ」


少しでも緊張を和らげようと、私は二度、三度と深呼吸をして心を落ち着かせる。

以下略 AAS



145:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:34:03.48 ID:HWaFrKsf0
列が進みだしたのかな……と、そう思うのと同時に、私の前に一人目のファンの方が現れる。


見た所は二十代ぐらいの痩せぎす男性で、Tシャツやらリストバンド等と、随所に私達のグッズを身に着けている人でした。

以下略 AAS



146:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:34:32.83 ID:HWaFrKsf0
「……? 卯月ちゃん?」


そんな私の様子を不審に思ってか、男性は覗き込む様に私の顔を見てからそう声を掛けてきました。

以下略 AAS



147:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:35:19.06 ID:HWaFrKsf0
男性が離れて、いなくなったタイミングを見計らって、私は目の前で両手を広げてそれをジッと見つめる。


「……何で、だろう」

以下略 AAS



148:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:35:49.73 ID:HWaFrKsf0
「今度のライブも期待してるから、頑張ってね、卯月ちゃん」


「はいっ! 島村卯月、頑張りますっ!」

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149:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:36:24.99 ID:HWaFrKsf0
「卯月ちゃん」


「ありがとう、卯月ちゃん」

以下略 AAS



150:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:36:55.42 ID:HWaFrKsf0
だけど、あの時の私の体調は確かに万全の状態だったはず。


今の様に悪寒も、頭痛も、吐き気も無い……

以下略 AAS



151:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:37:42.99 ID:HWaFrKsf0
『……あぁ、そういう事なのか』と、私は心の中で人知れず一人で納得した。


あれだけ我慢する、頑張ってみせると何度も吐いていたのに、実際にはちっともできていなかったのでした。

以下略 AAS



152:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:38:11.67 ID:HWaFrKsf0
『でも、相手の我が儘は通して……自分は迷惑しているのに、それでいいんですか?』


……私はプロデューサーさんに頼まれたから、任されたから。

以下略 AAS



153:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:38:48.27 ID:HWaFrKsf0





以下略 AAS



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