島村卯月「マーキング」
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144:名無しNIPPER[saga]
2017/08/03(木) 12:33:36.09 ID:HWaFrKsf0
「はぁ……やっぱり、緊張するなぁ」


少しでも緊張を和らげようと、私は二度、三度と深呼吸をして心を落ち着かせる。


これまでに握手会の経験が無い訳ではありません。


アイドルとしてデビューした直後に、ユニットの宣伝とCDの販促でみんなと初めて参加しました。


それ以外にも何度か……今のライブツアー中にもと、経験はそれなりには積んでます。


だけど、それでも……何度も経験を積んでも、不安からの緊張は絶対に起きます。


「……でも、頑張らなくちゃ。うん」


けど、それだからといって、沸き起こる不安に負ける訳にはいきません。


私達に会う為に……せっかく来てくれているファンの皆さんに、不安な表情なんて見せられない。


そんな表情で出迎えられでもしたら、失礼ですからね。アイドルとして失格です。


それにファンの人達の声を直接聞けるのは、こうしたイベントの時でしか無い。


だからこそ、私は最高の笑顔で皆さんを出迎えたいと思います。


そしてそんな風に思っていると、外からの騒めきが強まった様に感じました。





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