223:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:40:28.21 ID:xchiMuX50
「そうかぁ...あの性根の腐った満が、ここまで変わるとはなぁ...」
しみじみと呟いた父の顔から険しさが取れ、代わりに柔和な微笑みが
浮かび上がりはじめて来た。
224:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:41:09.94 ID:xchiMuX50
「親父、俺はもうアンタには会えないかも知れない」
「俺も俺で、命懸けで戦わなきゃいけないところまで追い込まれてるんだ」
「だから、最後にこうやって話せて良かったよ」
225:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:41:35.02 ID:xchiMuX50
エレベーターが一階に到着する。
扉が開いたその先に、広大な景色が広がっている。
キィィィィ....ン、キィィィィ....ン
226:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:42:04.01 ID:xchiMuX50
第十六話 再会
「どこだ!どこにいる!」
227:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:42:32.13 ID:xchiMuX50
「Advent」
バイザーから二枚目のカードを引き抜きベントインする。
召喚されたのはアビスハンマーだった。
228:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:43:17.07 ID:xchiMuX50
広々としたホールに二人のライダーの雄叫びが反響する。
ナイトはトリックベントをベントインし、数によるアビスの撹乱を試みる。
アビスは強化された脚力を生かし、縦横無尽にナイトの分身達の間を
229:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:43:43.78 ID:xchiMuX50
「喰らえ!」
分身達が一ヶ所に集まったそのチャンスを逃す事なく、満は最大出力の
アビスクローの水撃をナイトに見舞う。
230:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:44:19.45 ID:xchiMuX50
「待て!」
だが、そうそう事が上手く運ぶ訳がなかった。
「手塚...」
231:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:45:14.16 ID:xchiMuX50
(蓮...)
手塚の沈黙を戦意と受け取った満は、ナイトを食べたくて堪らない
アビスハンマーの待機を解こうとした。
232:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:45:44.42 ID:xchiMuX50
「待て!」
自分の背後から聞こえた鋭い声にアビスは振り返った。
「なぜ俺にトドメを刺さなかった?」
233:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 22:46:30.63 ID:xchiMuX50
「貴様はっ!」
手塚にとって、そのモンスターは不倶戴天の仇敵だった。
神崎士郎の忠実な駒の一体である鳳凰型モンスターのガルドサンダーは
485Res/614.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20