青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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26: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:53:15.03 ID:Sw2uysfwO

亡くなった子は元々身寄りがなくて、遺体の引き取り手がいませんでした。
それでも鎮守府でお葬式はして…さすがに全員とは行きませんでしたが、司令官と姉妹艦の子達が火葬に付き添いました。

青葉は、よく皆の写真を撮っていて。
以下略 AAS



27: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:55:22.07 ID:Sw2uysfwO

「青葉か…お疲れ様。」

扉を開けると、彼はいつもの笑顔で出迎えてくれました。
その子が亡くなった報せ以来、見ていなかった顔。それを見た時、少しだけ安心している自分に気付いて。
以下略 AAS



28: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:57:09.10 ID:Sw2uysfwO
目を覚ますと、そこはソファの上でした。

司令官が上着をかけてくれていたみたいで、寒くはありません。机の方を見ると…彼は、座ったまま寝ているようでした。
寝顔は当然、無表情です。いつもの貼り付けた笑みとも、物思いに耽る時の物とも違う無表情。
まるで、死に顔みたいで。
以下略 AAS



29: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:59:08.32 ID:Sw2uysfwO
「ん…ああ、掛けてくれたのか。ありがとう。」

「あ……いえいえ!こちらこそすみません…寝ちゃってたみたいで…。」

起き上がった時、彼が浮かべたのはいつもの笑顔でした。
以下略 AAS



30: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 10:00:07.97 ID:Sw2uysfwO
今回はここまで。


31: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/16(日) 07:27:52.94 ID:ioLvyS6FO
しばらくは、変わらない日々が続きました。

らしくないですねぇ…あの日以来、青葉は彼の過去に触れようとはしなくなっていました。話をしに行っても、本当に他愛の無い事しか言えなくなって。
時計から見えた手首の傷跡は、かなり深いもので。
本当の事を知りたいとは思うけど…いざ司令官を目の前にしてしまうと、何も言えませんでした。
以下略 AAS



32: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/16(日) 07:29:31.06 ID:ioLvyS6FO
「……葉ー?青葉ー?……無視すんなってーの!!」

「いったぁ!?ガサ〜、なにすんのさぁ!」

そうやってぼーっとしていたら、イヤフォンをぴっと抜かれました。
以下略 AAS



33: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/16(日) 07:31:17.82 ID:ioLvyS6FO
「……なるほどねー。」

「うん…司令官、何があったのかな…。」

側から見たら、きっと馬鹿馬鹿しい話なんです。
以下略 AAS



34: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/16(日) 07:32:51.97 ID:ioLvyS6FO

『prrrrr....』

「はい、もしもし。」

以下略 AAS



35: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/16(日) 07:33:19.32 ID:ioLvyS6FO
今回はここまで。


36:名無しNIPPER[sage]
2017/04/16(日) 11:11:07.67 ID:FldCiL6A0
おつです
二人とも可愛いけど提督の闇が深すぎるw


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