26: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:53:15.03 ID:Sw2uysfwO
亡くなった子は元々身寄りがなくて、遺体の引き取り手がいませんでした。
それでも鎮守府でお葬式はして…さすがに全員とは行きませんでしたが、司令官と姉妹艦の子達が火葬に付き添いました。
青葉は、よく皆の写真を撮っていて。
遺影に使われたのも、一緒に荼毘に付された思い出の写真も、全部青葉が撮ったものでした。
仲間を亡くしたのは、初めての経験で…そして年端も行かない子の死に直面する事も、やはり同じで。
全てが終わったその夜、青葉は執務室を訪ねました。
情けない話ですが、その夜はひとりになる事が怖かったんです。何となくですが…ガサじゃなくて、彼のそばに行きたくなって。
今は徹夜明けの上に事後処理で忙しい筈で、申し訳ないとは思いつつも、青葉はノックする手を止める事が出来ませんでした。
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