25: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/14(金) 09:51:20.28 ID:Sw2uysfwO
それから何日か過ぎた日の事です。
その日の戦闘で、仲間が一人死にました。
司令官は撤退の指示を出していたのですが、撤退中、敵の別働隊が奇襲を仕掛けたようで。
その際に、仲間を庇って亡くなってしまったそうです。
この戦争の情勢は、確かに今は優勢でした。少なくとも、普通の生活を送れる程度には勝ち進んではいて。
それでも戦争である以上死ぬ可能性は、全てを避けては通れない事。頭では分かっているのですが…やっぱり、悲しいものは悲しいんです。
それは皆も同じで…司令官はそんな中、いつもの笑みも無く、一人一人に慰めの声を掛けていました。
あくまで慌てる様子も、悲しむ気配もなく。淡々と真剣な顔で。
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