118: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:51:24.36 ID:XWj0qJN60
ギャル「……」
先輩は私の返事を聞き.切なげに顔を伏せた。
119: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:52:12.52 ID:XWj0qJN60
女教師「ちょっとあなたたち!!」
女「へ――?」
120: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:53:22.70 ID:XWj0qJN60
その後、何をしたのか覚えていない。
気づけば放課後になっていた。
121: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:53:53.82 ID:XWj0qJN60
お嬢様を無視して立ち上がる。
やけに現実味のない光景に、ふわふわとした足取り。
それでも足は重く、きりきりと痛むお腹は、これが――こんなのが現実だと突きつけてくる。
糞みたいだね。
122: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:55:26.25 ID:XWj0qJN60
――――――
――――
――
万華鏡の中に私はいる。
123: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:55:56.09 ID:XWj0qJN60
ふいにお姉ちゃんがこちらを向いた。
その顔は冷めたものに変わっていた。
「―――、―――?」
124: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:57:59.20 ID:XWj0qJN60
………………。
…………。
……。
125: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:59:09.48 ID:XWj0qJN60
ふいに引き戸のドアががらがらと音をたてて開いた。
入ってきたのは母だった。
126: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 19:59:49.45 ID:XWj0qJN60
女「いやいや、私いまどんな状況かわかってないの! 眠ってる人が突然サバンナに投げ出されて家に帰れると思う? 答えはノーだね!」
意味不明な例え話が功を奏したのだろう。
掴んでいた腕から力が抜けた。
127: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2019/03/09(土) 20:00:21.76 ID:XWj0qJN60
見舞いには何人かきた。
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