29:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:09:28.68 ID:FmEABDeH0
日暮れの島を何気なく歩く。
目的もなく浜まで歩いた。
特に意味はない。
そうして歩いていて、僕は人影に気づいた。
30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:10:33.15 ID:FmEABDeH0
07
電話連絡を入れてから執務室に戻ると、北上がきつい顔をしていた。
31:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:11:03.82 ID:FmEABDeH0
「問題は二つ。失態しやがったアメ公。
そしてあたし達的にマズイのはに君が見つけたってこと」
北上は息を吐く。
32:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:12:12.16 ID:FmEABDeH0
「あの男って。前任者なら死んでるだろ」
「そう。書類の上では」
33:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:12:44.95 ID:FmEABDeH0
「どう言うことだ?」
「Missing in Actionしたやつからの報告ってこと。
あたしは個人的に、全員生きていても不思議でないと思うね」
34:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:14:10.94 ID:FmEABDeH0
僕はそう言うと、北上に尋ねた。
「質問してもいいか」
35:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:14:45.77 ID:FmEABDeH0
翌朝だった。
随分早い時間に僕宛の電話が来た。
その報告を受けて僕は耳を疑った。
確認しても先方の担当者は同じことを繰り返した。
36:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:15:58.62 ID:FmEABDeH0
「……それは確かかな?提督?」
「間違いない」
37:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:16:51.34 ID:FmEABDeH0
「…なあ」
「なに、提督」
38:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:19:17.39 ID:FmEABDeH0
そこで北上は面倒そうだったが、前任者の技術について話してくれた。
「あいつが出来たのは妖精の技の一歩手前までだよ」
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