114: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:31:54.31 ID:u1AXXBNco
刑事「八雲、お前なぁいい加減カタギに戻れ」
八雲「んだオッサン、私がカタギじゃねぇみたいじゃないか」
115: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:33:07.10 ID:u1AXXBNco
教師「ん、八雲くんじゃないか。高校に来るなんて珍しいな」
八雲「なぁ担任のセンコー、軍隊に入るにはどうすりゃいい」
教師「センコー呼ばわりはやめたまえ! 駅前の地方協力本部に行けば、詳しく話が聞けるだろう。パンフなら職員室前にあったはずだ」
116: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:34:05.40 ID:u1AXXBNco
爺「君が八雲君か。孫から話は聞いておる」
目の前に居たのは、軍人という初めて見るタイプの大人だった。
117: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:35:22.76 ID:u1AXXBNco
〜〜〜〜〜〜
爺「そして石原莞爾の画策により陸軍大臣任命は流れ、宇垣さんによる内閣は組閣を断念せざるを得なく――」
118: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:35:56.47 ID:u1AXXBNco
爺「軍隊は分かりやすいぞ。階級が上か、下か、同じか。そして人の織りなす組織だ」
八雲「……」
119: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:37:00.56 ID:u1AXXBNco
教師「八雲君、聞いたよ。祖父が随分と君のこと気に入ってたみたいでね」
八雲「おいセンコー。……あんな怖い爺さんだなんて聞いてないぞ」
120: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:38:53.20 ID:u1AXXBNco
八雲「おーガキども、帰ったぜ」
「八雲おかえりー」
121: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:39:56.79 ID:u1AXXBNco
八雲「……おいセンコー、こりゃなんだ」
教師「何って、これから君が覚えるべき本だけど」
122: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:41:07.49 ID:u1AXXBNco
八雲「……よぉ爺さん」フラフラ
爺「……大丈夫か」
123: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:41:53.91 ID:u1AXXBNco
爺「どうじゃ」ゴソゴソ
八雲「……久しぶりに耳掻きなんてしたよ。気持ち良いな」
124: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:43:02.55 ID:u1AXXBNco
八雲「私には父さんも母さんも居ない」
爺「そうか」
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