120: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:38:53.20 ID:u1AXXBNco
八雲「おーガキども、帰ったぜ」
「八雲おかえりー」
「おかえりー」
「おみなげなに? おみなげ!」
「おみやげ、ね」
八雲「今日の『おみなげ』はな……じゃーん! ジュースだ!」
「やっら! ありあとう!」
八雲「正しい日本語を使え、正しい日本語を。園長のオッサンはどこに居る?」
「部屋に居ると思う。あ、晩ごはんはカレーだよ」
八雲「ラッキー。私は大盛りな」
八雲「おっさん、居るか」
園長「どうぞ」
八雲「おっさん、居たか」
園長「……繰り返しおっさん言うな。どうかしたかい?」
八雲「高校出たら私は海軍に行こうと思う。それを伝えに来た」
園長「どうしてだい」
八雲「まー最初は刑事のオッサンによ―――」
八雲「とまぁ、こんな感じだ」
園長「……」
八雲「誇りを持てる仕事ってのが何か、まだイマイチ分からないけど、軍人てのは多分一番私の理想に近い」
園長「小さい子どもたちもお前に懐いている。背中を見せる意味でも、出来れば大学進学までして欲しい」
八雲「私には大学に行ってやりたいことなんて何も無いよ」
園長「……そうか。分かった。なら頑張れ。父親として、応援する」
八雲「ま、兵学校に落ちたらまた色々考えるつもりだよ。落ちないだろうけどね」ケラケラ
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