127: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:34:58.00 ID:UaBB63nWO
ふとさやかがまどかの顔を見ると、まどかは気まずそうに目を伏せた。
さやかが考え込んでいたことで、心配を募らせたのかもしれない。
さやかも色々と思うところはあったが、まどかの手前、感情を抑える。
立ち上がり、まどかを安心させるために笑みを浮かべた。
128: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:38:22.87 ID:UaBB63nWO
さやか(……勝てなかった)
押さえ付けていた感情が噴き出してくる。
勝敗はうやむやになったが、実力差は明白だった。
129: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:40:05.11 ID:UaBB63nWO
そこに、とある来訪者が現れた。
QB「随分荒れているね」
さやか「……キュゥべえか。何の用?」
130: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:42:50.87 ID:UaBB63nWO
***
次の日、ほむらはまどかに呼び出された。
まどか「ごめんね、急に呼んじゃって」
131: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:45:39.28 ID:UaBB63nWO
ほむら「……助ける、というと?」
まどか「魔法少女に関する面で、さやかちゃんを手助けしてあげてほしいの。本当なら、親友のわたしが支えてあげたいんだけど、わたしは魔法少女じゃないから……」
ほむら「そうね……」
132: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:49:29.74 ID:UaBB63nWO
ほむら(『魔法少女に関する面で、さやかちゃんを手助けしてあげてほしいの』……か)
ほむら「わかってくれているようで何よりよ。あなたは魔法少女に関わるべきじゃない。それ以外の面で、美樹さやかを支えてあげるといいわ」
まどか「……」
133: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:51:10.93 ID:UaBB63nWO
まどか「じゃあ、なんであのタイミングだったの?」
ほむら「……」
この質問をするということは……
134: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:53:54.93 ID:UaBB63nWO
ほむら(そうよね。あなたはそんなことを言える人ではないわ)
恐らくまどかは、こう言おうとしたのだ。
自分の契約を防ぎたいのなら、さやかを守ってほしいと。
135: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:57:37.73 ID:UaBB63nWO
まどかが不安そうな顔を見せた。
当然だ。
ほむらがさやかを助ける理由が純粋に心配からくるものでないのなら、状況が変わればさやかに危険が生じる恐れがある。
136:名無しNIPPER[sage]
2016/02/28(日) 14:58:31.65 ID:9LLu0LNGo
こうして地の文や心理描写で丁寧に補完して行くタイプの二次創作を読む度に
原作ではお互い何も話さず、話そうにも相手の地雷を踏み過ぎたんだなと思う
あと、無駄に煽り文句が多いのもねww
ほむらは数え切れないほどのループに失敗して疲れきっていたし
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