127: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:34:58.00 ID:UaBB63nWO
ふとさやかがまどかの顔を見ると、まどかは気まずそうに目を伏せた。
さやかが考え込んでいたことで、心配を募らせたのかもしれない。
さやかも色々と思うところはあったが、まどかの手前、感情を抑える。
立ち上がり、まどかを安心させるために笑みを浮かべた。
さやか「ありがとう。ごめんね、心配かけて」
まどか「……いいよ、家まで送るね」
さやか「本当にありがとう」
魔法少女同士で争うのは良くないとか、話し合いで解決できないのかなんてことを言われるかと思ったが、まどかは何も言わなかった。
杏子とは、昨日今日会ったばかりというわけではない。
さやかが杏子と争う理由も、それが話し合いで解決できるようなものでないことも、まどかはおおよそわかっているのだろう。
パトロールについていきたいなどと言われたらどうしようかと思っていたが、そんなことを言われることもなかった。
ふたりは、さやかの家の前に着くまで無言だった。
まどか「じゃあね、また明日」
さやか「うん、またね」
さやかはまどかと別れ、自分の部屋に入り、ベッドに倒れ込んだ。
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