131: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/28(日) 13:45:39.28 ID:UaBB63nWO
ほむら「……助ける、というと?」
まどか「魔法少女に関する面で、さやかちゃんを手助けしてあげてほしいの。本当なら、親友のわたしが支えてあげたいんだけど、わたしは魔法少女じゃないから……」
ほむら「そうね……」
ほむらの中では既に答えは出ているのだが、それをそのまま伝えても納得するはずがない。
……ここは言葉を選びましょうか。
ほむら「できるだけのことはするつもりよ。私も、美樹さやかを見捨てたくはない。昨日のような争いが起きるのは、私としても不本意だわ」
まどか「……!」
まどかの表情が、ぱっと明るくなる。
後ろめたさを感じないと言えば嘘になるが、やるべきことを見失うわけにはいかない。
ほむら「でも、あまり期待はしないで。少なくとも、美樹さやかと佐倉杏子の争いは、しばらくは続くことになるでしょう」
まどか「……使い魔のこと、だよね」
まどかの言葉に、ほむらはわずかに目を細めた。
まどかが魔法少女に関わることは、歓迎できることではない。
ほむら「……美樹さやかに聞いたの?」
まどか「ううん、キュゥべえに教えてもらったの」
ほむら「……そう」
どうやら、さやかは約束を守ってくれているようだ。
しかしそれなら、昨日のさやかと杏子の戦闘は、まどかにとっては非常に衝撃的だったはずだ。
思っていた以上に危なかったのかもしれない。
契約を止めることができて、本当によかった。
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