勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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278:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:26:40.68 ID:Trw4ei5x0
戦士「勇者ッ!?」

勇者「何を驚く? 俺は何か間違ったことを言っているか? 『伝説の勇者の息子』としてやるべきことは、もうこれしかないだろう」

勇者「ああ、もちろんついてこいなんて言わないさ。むしろついてこなくていい。戦士にはそんな責務は無いんだからな」
以下略 AAS



279:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:27:49.57 ID:Trw4ei5x0
 バヂィィィィン!! と凄まじい音が響く。
 もんどりうって背中から倒れた勇者の襟首を、戦士は掴み上げた。

戦士「ふざけるな……ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!!!!」

以下略 AAS



280:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:29:06.96 ID:Trw4ei5x0


戦士「巨大ゴキブリから私を庇ってくれた時、いちいち『伝説の勇者の息子』ならこうするなんて考えていたか?」


以下略 AAS



281:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:29:40.14 ID:Trw4ei5x0





以下略 AAS



282:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/26(日) 19:30:39.19 ID:Trw4ei5x0
 しばらく勇者は、ぼうと呆けて戦士の顔を見つめていた。
 戦士の言葉の意味がゆっくり脳味噌に浸透するにつれて、勇者の顔にも赤みがさしていく。

戦士「私はお前を愛している。勇者」

以下略 AAS



283:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 19:31:20.49 ID:Trw4ei5x0
勇者「は、ははは……」

 勇者の口から、笑みが零れた。

勇者「ははは! あははははは!!」
以下略 AAS



284:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 19:32:09.79 ID:Trw4ei5x0
戦士「はあっ!?」

 魔界の荒野に戦士の叫びが響き渡った。

戦士「本気なのか!?」
以下略 AAS



285:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 19:33:05.09 ID:Trw4ei5x0
 試験都市フィルスト。
 その一角にある、勇者の生家を模した家――――その物置をごそごそと漁る者がいた。
 かつて『伝説の勇者』として一度は世界を救い、大魔王に挑んだ者―――勇者の父である。
 勇者の父は物置の奥で目当ての物を見つけ出すと、それを引っ張り出して物置から姿を現した。

以下略 AAS



286:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 19:33:40.13 ID:Trw4ei5x0




 そして――――――――
以下略 AAS



287:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 19:34:24.34 ID:Trw4ei5x0
今回はここまで

大変大変お待たせして申し訳ないぜよ


288:名無しNIPPER[sage]
2016/06/26(日) 19:37:47.80 ID:YiIMkwNwO
お疲れさま!!

そろそろ、終盤か


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