女神
1- 20
183:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:06:36.79 ID:HnyAwiIMo

 少なくとも、来年からまた優と一緒の学校に通えるだけの布石は打った。彼女の成績な
ら僕の進学予定の高校には合格するだろうし、仮にもっと彼女の偏差値が上がったとして
も彼女は僕と同じ高校に進みたいと言ってくれたのだ。

以下略 AAS



184:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:07:51.48 ID:HnyAwiIMo

 僕は、高校に入学するとまず生徒会に入った。新入生なので、もちろん選挙の必要がな
い平役員からのスタートだった。同時に、これまでの雑学的な趣味の対象の一つだったパ
ソコン関係の部にも入部した。

以下略 AAS



185:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:08:45.39 ID:HnyAwiIMo

 部活と生徒会の先輩の勧めのどちらも、僕は二つ返事で引き受けた。優を失って他に熱
中することが見つからない僕にとっては、それは好都合な提案だった。僕はもう、同級生
たちのカウンセリングはしていなかったし、かといってあの幸せだった日々のように優と
いつでも一緒にいるわけでもなかったjから、せめてこういう活動の場に自己実現をしようと
以下略 AAS



186:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:09:38.82 ID:HnyAwiIMo

 遠山さんを争っている役員たちの確執に手を焼いた僕は、副会長に相談した。意外なこ
とに、副会長は結構、彼女のことを知っているようだった。

「心配することはないと思うよ」
以下略 AAS



187:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:10:14.74 ID:HnyAwiIMo

 僕が三年生になりしばらくたったある日、遠山さんと池山君という男子生徒が付き合っ
ているらしいという情報を教えてくれた副会長が、また新たな情報を仕入れてきた。副会
長の話によると、今まで二人きりで登校していた遠山さんと池山君という男は、今では四
人で一緒に登校しているというのだ。今まで二人きりだった彼らに加わったのが、遠山君
以下略 AAS



188:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:12:02.32 ID:HnyAwiIMo

「・・・・・・どういうこと? ひょっとして彼は重度のシスコンだとか」

「そうじゃなくて・・・・・・池山君、最近ちょっと変った女の子と仲がいいんだって」

以下略 AAS



189:名無しNIPPER[saga]
2016/04/07(木) 23:14:22.41 ID:HnyAwiIMo

「いや。僕が勝手に思い込んだだけだから。君の好きな人って」

 僕は緊張しながらも遠山さんの恋愛関係を探るための言葉を口にした。

以下略 AAS



190:名無しNIPPER[sage]
2016/04/07(木) 23:14:53.44 ID:HnyAwiIMo

今日は以上です
また、投下します


191:名無しNIPPER
2016/04/08(金) 18:25:49.19 ID:ntb0DuEnO
なんか会長の告白シーン唐突すぎる
優が一年生なのか二年生なのかも混乱してる



192:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 22:56:07.72 ID:GO5crQa4o

 やはり同姓同名の他人ではなかったのだ。僕は胸を痛めた。彼女にとっては僕なんて過
去の思い出に過ぎないのだろう。だから、同じ学校に入学してもそのことを僕に知らせる
気にすらならなかったのだ。それは僕にとっては厳しい発見だった。ある意味、優が黙っ
て転校したことより厳しかった。
以下略 AAS



468Res/896.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice