末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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453:名無しNIPPER[sage]
2017/02/06(月) 00:56:39.27 ID:sW35PE7eO

悲劇だな
でも子供には何の罪もないのにね


454: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:22:55.49 ID:A6bjvzRP0
過去の出来事、王子20歳の誕生日、舞踏会の夜。

魔術師ギルド幹部…以下「幹部」

幹部2「……王と王妃はこのまま、『革命の悪夢』の中で死ぬ、もう後戻りはできん」
以下略 AAS



455: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:24:42.75 ID:A6bjvzRP0
王妃「……誰? 看守ではなさそうね……では処刑の執行人かしら?」

師匠「いいえ、以前にお会いしたことがありますよ」

王妃「ああ……魔法使いね、父王の代に王宮に出入りしていた老魔術師の弟子で、王の留学先での『学友』だとか」
以下略 AAS



456: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:27:21.29 ID:A6bjvzRP0
王妃「それが、一のお兄様との最後の会話だった」

王妃「ねえ魔法使い」

王妃「お前は兄の……世継ぎの王子としての最後の行いを愚かだと思うかしら、それと立派だと思うかしら?」
以下略 AAS



457: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:28:37.18 ID:A6bjvzRP0
王妃「そんな王家が国を支配しているのですもの」

王妃「二人とも人生で何かひとつでも思い通りにしたくて、そんな二人がこの小さな国で『一番偉い人間』だった」

王妃「そうよ、民を、国を、玩具にしていたの」
以下略 AAS



458: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:30:49.99 ID:A6bjvzRP0
師匠「母親としては当然の感情です、しかし」

王妃「違うの、王子を可愛がっていたお前に、最後だけは愛情深い母親だったとか思って欲しいのではない」

王妃「お兄様達にも流れていた父上の血を、その孫であるあの子で絶やしてしまうのが辛い」
以下略 AAS



459: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/02/18(土) 23:32:47.08 ID:A6bjvzRP0
王妃「さあ……本当にもう王の所へ行って頂戴、あの人によろしくね」

師匠「王様にお伝えするお言葉はありませんか?」

王妃「よろしく伝えて、それだけよ、どうせまた地獄で出会うでしょう……その前に処刑場かもね」
以下略 AAS



460: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2017/02/18(土) 23:33:26.80 ID:A6bjvzRP0

※ここまで。次回も王の最期をこんなふうに一気に、日時未定ですがなるべく早く投下できたら、と※


461:名無しNIPPER[sage]
2017/02/19(日) 01:21:41.46 ID:maz3H3t+O

根っからの悪人ではないだけに、居たたまれないな


462: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2017/02/26(日) 23:50:13.81 ID:u5aqlIxc0
……………………

そして、その頃……

(野獣「……」)
以下略 AAS



463: ◆54DIlPdu2E[sage saga]
2017/02/26(日) 23:51:17.05 ID:u5aqlIxc0
(野獣(屋敷で獣の姿で目覚め、30年間暮らした中で))

(野獣(私も相当、身勝手な振る舞いをして来た……罪と呼んでいい))

(野獣(気まぐれで旅人を助け……何も知らない彼らがバラを折ったらどうなっていたかわからないのに))
以下略 AAS



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