魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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43: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:16:59.13 ID:SFw0ZPMn0

竜王「魔王殿!」ビタン!

魔王「……ちっ。犬猫を見習って、尾を振るのは機嫌のよい時だけにしてはどうだ。さすれば多少の可愛げもあろう」

以下略 AAS



44: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:42:41.94 ID:SFw0ZPMn0

魔王「亀姫」

亀姫「ご機嫌麗しゅう、魔王陛下。お召しによりまして参上仕りましてございまする」

以下略 AAS



45: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:43:14.46 ID:SFw0ZPMn0

亀姫はそう言うと、ゆたりとした仕草で扇を広げなおし顔を覆った。
それはいかにも淑女の貞節といった風情で、普通であれば見惚れる者すらいただろう。

だが、続けられた言葉はあまりにもはっきりとした抑揚と嫌悪感を持っていた。
以下略 AAS



46: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:43:47.85 ID:SFw0ZPMn0

亀姫「やはり…。何故このような事を」

魔王「先程言ったとおり、皆に紹介しようとおもってな」

以下略 AAS



47: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:45:04.84 ID:SFw0ZPMn0

御簾が開かれたとき、天使の瞳には何がどう写ったのだろう。

それぞれの臣下たちの付き添いも含めれば、その数は数十にもなるであろう。
“人ならざらぬ者達”の特徴的な瞳。その視線のすべてが、一斉に天使を貫いていたのだから。
以下略 AAS



48: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:58:35.11 ID:SFw0ZPMn0

半狂乱の様子で、結界の中で羽を散らせる天使。
魔王はスノーボールのようなそれに見惚れながらも、天使の声に耳を傾けていた。


以下略 AAS



49: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:00:05.66 ID:SFw0ZPMn0

ザワザワ……
 ザワザワ……


以下略 AAS



50: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:03:00.06 ID:SFw0ZPMn0

精霊王と呼ばれたのは、エルフのような容姿をした中性的な人物だった。
否。実際に性別を持たないかもしれない。彼らの存在の詳細は、彼らにしか知りえない。
非常に閉鎖的な文化の中でのみ生きる部族なのだ。

以下略 AAS



51: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:03:57.20 ID:SFw0ZPMn0

魔王「……ふん。確かな記録などなくとも、それくらいは予想できる」

精霊王「………」ペコリ

以下略 AAS



52: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:04:57.31 ID:SFw0ZPMn0

魔王「よいではないか…」


魔王「歴史に名を残す、戦禍とやらも」ニヤリ
以下略 AAS



53:今日はここまで。あれ、あんま地文が減ってない…  ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:07:18.30 ID:SFw0ZPMn0

魔王はスクと立ち上がり、簾中から出て御簾車へと近づく。
青褪め言葉を失って、オロオロと戸惑う魔物達には目もくれない。


以下略 AAS



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