魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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48: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:58:35.11 ID:SFw0ZPMn0

半狂乱の様子で、結界の中で羽を散らせる天使。
魔王はスノーボールのようなそれに見惚れながらも、天使の声に耳を傾けていた。


魔王「ふふ。愛玩動物……というよりも。いまとなっては“哀願”動物にまで堕ちたようだ」


亀姫「その者を…… 一体、どうなさるおつもりなのです?」

獣王「危ないものなラ、見せしめテ、殺ス。命乞いハ、関係なイ」

魔王「この結界の中に閉じ込めておく限り、お前たちに危険は無い。そしてお前らも、こいつに手を出すことは出来まい…クク」


竜王「ええい、埒が明かぬ!! ならば魔王殿は、この天使をどうするおつもりなのじゃ!!!」

魔王「取り立てて、どうするつもりもない。愛でるほかは、そうだな――」




魔王「こいつが死ぬまでは、放さぬつもり… というくらいだな」ニヤリ



ゾクリ、と。
舐められたかのように走った寒気は、誰のものだったのか。




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