魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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50: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 02:03:00.06 ID:SFw0ZPMn0

精霊王と呼ばれたのは、エルフのような容姿をした中性的な人物だった。
否。実際に性別を持たないかもしれない。彼らの存在の詳細は、彼らにしか知りえない。
非常に閉鎖的な文化の中でのみ生きる部族なのだ。

そんな人物が公然の場で発言するのは、歴史上でも珍しいことだった。
魔王も思わず、彼が次に発する言葉を待つ。



精霊王「我々、精霊の一族は古来より 神と魔の狭間で生きる者」

精霊「万物を眺め、万物を汲み、万物を記しあげることを至上の役割とし、今代まで繋げて参りました」

精霊王「そしてその記録が、確かに語っていることが ひとつ御座います」

精霊王「歴史に名を残す大きな戦禍、災い、国や文化の崩御―― そのほぼ全ての原因が…」



精霊王「神族と魔族の 接触である、と」



シン……




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