【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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55: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/24(月) 01:18:03.47 ID:5+QeUg+W0

もちろん、ジュリウスがすぐにどうにかできる問題ではない。
しかし、こうした八つ当たりを受けても仕方のない立ち位置にいるのが"ブラッド"であり、フライアだ。
そんな私達でさえ好意的に見てくれる人達はここ"サテライト拠点"にもいるけど、
当然、心の底では割り切れない部分があるだろう。
以下略 AAS



56: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/24(月) 01:21:49.23 ID:5+QeUg+W0


 "サテライト拠点"での一件の後、ジュリウスが本当にどうにかし始めた。
"黒蛛病"患者の極東支部への収容、専用病院の設立に、"サテライト拠点"への追加支援、設備の強化等々……
様々な案件を極東支部、フライア、本部の各方面に打診し、既に最初の一件は本部の承認を受け、実現している。
以下略 AAS



57: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/24(月) 01:24:06.37 ID:5+QeUg+W0

ノブレス・オブリージュ……"富める者は、人類の未来に奉仕する義務を負う"。
ジュリウスは裕福な家庭で産まれ、幼少期に両親を亡くした後、ラケル博士によって引き取られたのだという。
そこでも"ブラッド"に通ずる選りすぐりのエリートとして育てられた半生から、彼は特にその意識が強いのだろう。
私には耳の痛い話だけど、反対する理由もなかった。
以下略 AAS



58: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/24(月) 01:28:47.90 ID:5+QeUg+W0
私用の関係でしばらく音沙汰なくてすいませんでした
相変わらずの牛歩ペースだけどなんとか完結まではもっていきます
本筋に関係ない要素は出来るだけ削ぎ落とすつもりだったけどエリナちゃんには勝てなかったよ……


59:名無しNIPPER[sage]
2015/08/25(火) 06:08:30.09 ID:8HMsGDExO


エリナちゃん可愛いからねしかたないね


60: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:14:31.77 ID:SNn8TeIE0


 資料よし、概要把握よし、シエルとのコンタクトよし。緊張状態は……追々。
ジュリウスは本部との通信会議のためフライアへ、ギルはハルさんと共に討伐任務へ、それぞれ出向中だ。
今回の隊長代理としての仕事は簡単な近況報告だし、もうへまはしない。
以下略 AAS



61: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:18:35.19 ID:SNn8TeIE0


 ジュリウスとギルが帰ってきた後、ナナは不調の原因の解明のため、入れ替わりでラケル博士のいるフライアへと向かった。
ラケル博士には神経学者かつ、"マグノリア=コンパス"の長として、これまでにもナナを診てきた経験があるそうだ。
私はジュリウスに事の一部始終を改めて報告し、彼がナナについて知っていることを話してもらった。
以下略 AAS



62: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:22:04.07 ID:SNn8TeIE0

……失礼な話だけど、今まで診療とか薬とかとは無縁そうな振る舞いをしていたナナだけに、少し意外な成り立ちだった。
語り終えたジュリウスもそれに同調しつつ、すぐに真顔に戻った。

「とにかく、ナナの任務行動については調整を打診しよう」
以下略 AAS



63: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:29:41.29 ID:SNn8TeIE0


 極東支部より東に位置する、雪の降り積もった廃寺地区。
嘗て隠れ里であった一帯の生態系はアラガミによって悉く破壊され、夜空には皮肉にも、流麗なオーロラ領域が形成されている。

以下略 AAS



64: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:33:22.15 ID:SNn8TeIE0

中型種の討伐が完了した今、後は残った周辺の小型連中を一掃して離脱するのみ……のはずなんだけど。
アラガミの群れはリーダーを失ってなお、その数を増やしていた。

『ブラッドαへ!戦域周辺の全アラガミがそちらへ移動中!数は大型種が10以上……小型種は無数にいます!』
以下略 AAS



65: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/26(水) 01:36:02.56 ID:SNn8TeIE0


 ――合流してきたβ隊と救援の第一部隊によって外部から退路が切り開かれ、私達は這う這うの体で"アナグラ"へ逃げ帰ってきた。
ナナは支部長であり、極東支部のアラガミ技術開発統括責任者でもあるペイラー・榊博士の手引きによって、
彼のラボラトリに運び込まれ、偏食場パルスを遮断する隔離部屋へと収容されている。
以下略 AAS



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