【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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508: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/25(木) 02:41:07.86 ID:QU6yr3HsO

意志の持ちようでは、こうして凝固させたオラクルエネルギーを、神機から切り離して扱う戦法も可能ということだ。
咄嗟に狙いも付け難いし、基本的には中距離程度しか維持できない代物だけど。

既に斃れた敵を追い越したエリナが、そのまま私の方へ駆け寄ってくる。
以下略 AAS



509: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/04(日) 02:07:47.94 ID:jCDF+UIBO


「――本当にびっくりしたんだからね、こっちも」
「いくら疲れてるからって、ちょっと油断しすぎなんじゃない?」

以下略 AAS



510: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/04(日) 02:09:47.05 ID:jCDF+UIBO

「そんなきつい言い方はしてないと思うんだけど……まあ、最初からそこまで経験に差があったわけじゃないし」
「今日でエリナにも追い越されちゃったかな」

「本当にそう思ってるならもっと悔しがってよね、まったく……」
以下略 AAS



511: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/15(木) 00:26:22.78 ID:VHdU/oubO

こうして尾を引くような悪手を取ったのは、今回が初めてではなかった。
前提として、人前で血を吐いても怪しまれない状況なんてそうそう無い、というのもある。
だからと言って、掴まれるまで尻尾を振り続けているわけにもいかない。
この板挟みもまた、私を徐々に消耗させる一因になっていた。
以下略 AAS



512: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/15(木) 00:30:16.21 ID:VHdU/oubO

単に運が悪いだけなのか、意図的に引き起こされたものなのか、はっきりとはしていない。
いずれにせよ急激な攻勢に対し、私達は特に規則性もないまま駆り出され続けている。

フライアの事もあり、"ブラッド"には何度かメール連絡はとっているものの、その際の反応がいまいち芳しくないのがナナだった。
以下略 AAS



513: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/23(金) 00:37:43.05 ID:QNuQC3ofO

居住区の方に通っている可能性もあるけど、いつここに呼び出されるかもわからない現況では、それも少し考えにくい。
特に手がかりもないまま、傍らで小首を傾げ、唸るエリナに視線を向ける。
既に幾戦か終え、何もなければそこそこ休めるはずの私とは違い、先の任務から参加した彼女には次が待っていた。

以下略 AAS



514: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/06/23(金) 00:39:44.54 ID:QNuQC3ofO

「……さ、さっきぶりだね、先輩」

辛うじて答えてみせた彼女は、私以上に動揺を表出させている。
気取られない内に警戒を解き、私はエリナを手助けすることにした。
以下略 AAS



515: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/07/19(水) 23:51:57.42 ID:gYu/n8WbO

結ばれたエリナの口元が、引きを強める。
両拳は胸の前で握りしめられ、やや前傾の姿勢から放たれる眼光は鈍らない。

「そんなに身構えなくてもいいんじゃない……?」
以下略 AAS



516: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/07/19(水) 23:53:47.76 ID:gYu/n8WbO

「身内のクーデター、山積みの問題、具体的な解決法もわからない」
「人を避けてる……というか、余裕はなくなっちゃってるかもね」

嘘で騙す必要はない。
以下略 AAS



517: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/08/18(金) 23:39:55.39 ID:/vmRGLB1O

「……だよね、ごめん」
「何か力になれるかも……って、余計なお世話だった」

無力そうに俯く彼女の内心を大きく占めているのは、折り合いをつけられない自身の感情への憂慮だろうか。
以下略 AAS



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