498: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/05(金) 23:35:34.01 ID:xr42ErhWo
「――ジュリウスのことは、もちろん心配です」
「友達にはなれませんでしたけど、フライアに来る前から、私達なりの付き合いがありましたし……」
「少なくとも、彼がこんな行動に出るような人物でなかったことは、私も理解しているつもりです」
499: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/10(水) 22:10:47.22 ID:fzbACKzZO
そのジュリウス、というより、フライアの動向で気にかかっていたのが、現在の"神機兵"の運用だった。
フライアとのつながりが断たれた今、戦場にいる"神機兵"の姿は、報道映像等の断片的な情報で窺い知るのみだ。
だけど、フライアに直接乗り込んだ"ブラッド"は知っている。
500: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/10(水) 22:13:02.66 ID:fzbACKzZO
仮に、現在稼働している"神機兵"も同一の体制だとすると、なぜジュリウスは降りざるを得なかったのか。
"神機兵"が教導を必要としなくなること自体は、ジュリウスも望むところだっただろう。
それこそが無人制御式"神機兵"の到達点の一つであり、そのために彼も調整に心血を注いでいたのだから。
501: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/10(水) 22:13:57.20 ID:fzbACKzZO
ここまで
過疎スレも折り返し
502: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/21(日) 23:27:49.63 ID:EIMMUKx9O
◇
今日何度目かわからない、大剣の横薙ぎを躱す。
風圧に戦ぎ、足元で擦れる雑草を尻目に、私は前方に踏み込んだ。
返す刀で放たれた突きとすれ違い、敵の股下を潜り抜けたところで、ブレーキ代わりに突き出した片脚が身体を跳躍させる。
503: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/21(日) 23:30:24.97 ID:EIMMUKx9O
『先輩、そっち行ったよ!』
同行していたエリナから通信が入る。
視界の範囲にいる彼女の方へ視線をやれば、今回最後とされる標的が、猛然とこちらに迫ってきていた。
504: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/21(日) 23:33:53.97 ID:EIMMUKx9O
隙を見逃さず、敵が前方に体重を乗せる。
自然と、眉間に皺が寄った。
こちらとしても、とうに我慢は難しくなっている。
505: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/21(日) 23:42:37.69 ID:EIMMUKx9O
完全な分離を果たし、双方倒れ伏した敵を追い越したエリナが、そのまま私の方へ駆け寄ってくる。
「大丈夫!?」
506: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/21(日) 23:43:05.78 ID:EIMMUKx9O
ここまで
507: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/05/25(木) 02:08:44.06 ID:QU6yr3HsO
>>505
"くろくもびょう"とはいったい…
ちょっとした訂正だけしときます
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