280: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/22(月) 02:01:34.65 ID:E9X6QFqSo
「――本当に、いいの?」
「……はい、これも、私の憧れでしたから……!」
281: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/22(月) 02:09:16.01 ID:E9X6QFqSo
彼女に手鏡を渡し、出来映えを確認してもらう。
「……これは……!」
シエルの目が、大きく見開かれる。
282: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/22(月) 02:12:02.52 ID:E9X6QFqSo
熱視線を送るシエルからそれとなく眼を逸らすと、今度はその一連の光景に瞳を輝かせる、ナナの顔が視界に入った。
「いいなー、私もやってみたい!」
「……そういえば気になってたんだけど、ナナの髪型、どういう風に作ってるの?」
283: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/22(月) 02:13:36.54 ID:E9X6QFqSo
「まずはここからこうやって、こうして、次はここを……」
素の状態から、てきぱきと留め具が再装着され、組み上げられていく。
284: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/22(月) 02:17:47.05 ID:E9X6QFqSo
とりあえずここまで、すいません普通に間に合いませんでした
9子にこの格好はどうよとは思ったけど、GE2無印でお気に入りの組み合わせだったのでつい…
285: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:08:59.92 ID:+LYcw3sno
◇
見せたいものがある。
そう言って、ギルが私を連れて来たのは、神機の整備室だった。
神機使いが出撃しない間、神機はここで定期的なメンテナンスを受ける。
286: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:10:50.39 ID:+LYcw3sno
「わぁ……!」
思わず、感嘆の声が漏れる。
台に固定されていたのは、鈍い輝きを放つ、青紫の槍型神機だった。
287: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:12:59.80 ID:+LYcw3sno
「受容体?」
「正確には"感応波受容体"だな。詳しい説明は省くが、神機をチューンするには、そいつが必要になる」
「その製作にも、ある程度アラガミの素材がいるんだ」
288: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:16:23.04 ID:+LYcw3sno
「ふふっ……馴染んでるね、ギル」
「ん……まあ、色々と世話になったからな」
289: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:18:29.18 ID:+LYcw3sno
新たな才能の発掘に燃えるリッカさんと、それに満更でもなさそうなギル。
また蚊帳の外になった私は、あえて口を挟まず、彼らの様子を見る。
会話が進み、専門用語がある程度増えてきた頃には、入り込む余地もなくなった。
290: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/26(金) 14:20:54.96 ID:+LYcw3sno
「――あ、そうだ」
「どうした?」
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