187: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/21(月) 00:02:22.02 ID:l2omP2Lio
「……下手に集団で動くより、相手に的を絞ってもらった方がリスクも少ないと考えただけだよ」
「シエルこそ、どうして待機命令を守れなかったの?」
「……待っていれば、君は次の指示を出してくれたんですか?」
188: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/21(月) 00:04:59.51 ID:l2omP2Lio
わからない。
ギルも、ナナも、シエルと同じ目をしている。
私に、期待できる事なんてないのに。
結局、この戦いで何も見つけられなかったのに。
189: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/21(月) 00:07:21.14 ID:l2omP2Lio
とりあえずここまで
もっと曇らせなきゃ…
190:名無しNIPPER[sage]
2015/12/21(月) 00:15:51.18 ID:PX2z6BUx0
乙
もっと曇らせるのか……隊長がかわいいので期待
191: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:12:59.44 ID:dBzV5CS0o
◇
「――了解しました、このままポイントに直行します」
192: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:18:47.68 ID:dBzV5CS0o
「……今のお前じゃ、背中は預けられない」
「自分で解決できる程度の問題なら、話すぐらいはできるんじゃないのか?」
「……シエルと、ナナも?」
193: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:22:02.88 ID:dBzV5CS0o
◇
"アナグラ"や、フライアとも違う、どこかの室内空間。
そこには、右腕に赤く大きな腕輪を着けた、3人の人物が佇んでいた。
194: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:28:01.47 ID:dBzV5CS0o
――"人手の足りないグラスゴー支部の仲間のため、幾度の引退勧告を無視してでも神機使いを長年続けてきた彼女は、
件の赤いアラガミとの戦闘がきっかけで身体が活動限界を迎え、暴走したオラクル細胞の浸喰……アラガミ化が始まってしまう。"――
絶望的な状況に介入しようとしても、意識だけの存在ではそれもままならない。
195: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:30:46.19 ID:dBzV5CS0o
またも空間が塗り替わる。
再度靄を抜け、私が目にしたのは、自身も幾度か足を運んだ、フライアの庭園だった。
そこにいるのは、入り口付近に設置された、休憩所の椅子に座り込むギルと、その眼前に立つ、緑がかった金髪の少女。
196: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:36:48.82 ID:dBzV5CS0o
――突如として空間が崩れ去り、現実世界の肉体に意識が戻る。
私は気が付くとすぐさまギルの手を振り払い、怯えた目で彼を睨みつけた。
私は"感応現象"を知識として知っていた。
197: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:38:15.73 ID:dBzV5CS0o
感応現象パートが思ってたよりも長くなったので今回はここまで
あいつ設定の話になると早口になるの気持ち悪いよな…
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