【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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194: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/12/23(水) 01:28:01.47 ID:dBzV5CS0o

――"人手の足りないグラスゴー支部の仲間のため、幾度の引退勧告を無視してでも神機使いを長年続けてきた彼女は、
件の赤いアラガミとの戦闘がきっかけで身体が活動限界を迎え、暴走したオラクル細胞の浸喰……アラガミ化が始まってしまう。"――

絶望的な状況に介入しようとしても、意識だけの存在ではそれもままならない。
悔しさと歯痒さを感じると同時に、私はこの状況に、自分の記憶とのつながりを感じていた。
この直感が正しければ、青年はこの後――

"葛藤の果て、彼は自ら手を下した――"

――恩人に手をかける罪、果たせなかった願い、男への懺悔、彼女の仇と、無力な自分への憎悪。
様々な負の感情が、重圧となって一挙に圧し掛かってくる。

……私が今垣間見ているのは、ギルの記憶だ。
そして、この一連の現象自体にも、学んだ知識の一つとして、覚えがあった。

新型神機使いの"感応現象"。
この現象がそう呼ばれる由縁は、"新型"の発する脳波が"偏食場"を有するだけでなく、
そうした"新型"同士の脳波が干渉し合い、結合することによって、強力な交感作用を発生させる点にある。
その内容は、端的に言ってしまえば、現在のように、感応した相手の記憶を覗き見ることだ。
この交感作用に限定した、"感応現象"の引き金は"新型"同士の直接的な接触と、当事者達の感情にあると言われているけど、
明確な発生条件は未だ明らかになっていない。
ましてや私達のような第3世代神機使い同士での発現は、今回が初めてのケースになるだろう。



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