【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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171: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:22:40.46 ID:IxHqraCLo

この調子だ。
このままいけば、誰も傷つくことなく、任務を終える事ができる。
そんな私の慢心を即座に打ち砕くかのように、オペレーターからの報せが届く。

以下略 AAS



172: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/28(水) 01:18:26.45 ID:3YDezVExo



『……このままでは、アラガミの合流は避けられませんね』

以下略 AAS



173: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/28(水) 01:23:45.69 ID:3YDezVExo

ギルの言葉で、あの日の記憶が想起される。
私が手を伸ばさなかったばかりに、彼は手の届かない場所へ行ってしまった。
結果だけを見れば、仕方のない事だったのかもしれない。
どうしようもない事だったのかもしれない。
以下略 AAS



174: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/28(水) 01:28:50.30 ID:3YDezVExo

「……そろそろだな」

ギルに応じ、"ブラッド"は付近の建造物の、その壁沿いに寄り集まった。
この先に、討伐目標がいる。
以下略 AAS



175:名無しNIPPER[sage]
2015/10/28(水) 04:29:51.27 ID:Y0PJK7K10
隊長が心配になる…でも隊長かわいいよ隊長


176: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:03:21.70 ID:+my5+5nCo

顔を失ったもう一体もそれに呼応し、展開したマントから雷球を生成する。
狙いもなく、単調に放たれるそれだけなら、まず当たることはないけど、相手は2体だ。
相手を定められる視覚を持った虎型が、その強靭な四肢を躍動させ、私に迫る。
右からは雷球、左からは質量攻撃。
以下略 AAS



177: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:05:23.75 ID:+my5+5nCo

これは他の刀身パーツにも対応している機構で、例としては槍型のオラクル気流や、槌型のブースト機動といったものがある。
しかし、短剣型にはその設計思想のために、そうした機構を搭載できるだけの余剰スペースがない。
なので、移動用に割り切ったものとして、短剣型は神機から発生する"オラクル細胞"を用い、大気中に小さな壁を生成する。
この壁は一つの行動に一回しか生成できない代わり、神機使いの脚力に一度は耐え、空中での移動を可能とする。
以下略 AAS



178: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:07:25.61 ID:+my5+5nCo

無数の"オラクル細胞"で構成されたアラガミを律する、捕喰行動という名の本能。
その、偏食傾向に拠らない上辺を刺激し、誘発させるのが、先ほど私に投与されたフェロモン物質だ。
ナナの"血の力"ほどの効力はなくとも、これで一定時間アラガミを引き付けることはできる。
私が細胞自体に刺激を与える囮となったことで、無貌の視覚のハンデを解消させてしまったのは痛いけど、
以下略 AAS



179: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:12:39.96 ID:+my5+5nCo

"血の力"もしくは、それから派生した戦闘技術、"ブラッドアーツ"の発現には、"新型"神機使いの起こす"感応現象"が密接に関わっている。
以前も触れたけど、"感応現象"は体内の"オラクル細胞"が脳神経と結合し、"偏食場"と同種の脳波を発現させるという現象だ。
"偏食場"を発生させるということは、神機使いの体質がよりアラガミに近づくという事であり、
また、神機を制御する人工細胞の容れ物でしかなかった人間の肉体が、細胞を受容し、自発的にオラクルを伴った機能を発するまでに至ったという事でもある。
以下略 AAS



180: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:17:13.00 ID:+my5+5nCo

「くっ……う……!」

鋭い痛みと、全身を襲う痺れに顔が歪む。
身体を動かせないこともないけど、しばらく回避行動は望めそうにない。
以下略 AAS



181: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/11/22(日) 02:20:17.76 ID:+my5+5nCo

「やっとこっち向いてくれた……それ使われると、こっちも調整難しいんだからねー!」

声のする方に振り返ると、ナナが装甲パーツを展開し、無貌の振り下ろした前脚から身を防いでいた。
言葉の内容から察するに、ギリギリ個体のみを引き寄せるように調整した"血の力"を用い、視覚のない無貌の狙いを逸らしたようだ。
以下略 AAS



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