163:名無しNIPPER
2015/10/02(金) 02:22:56.07 ID:ltneuUlaO
よっこらしょ。
∧_∧ ミ _ ドスッ
( )┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 |
:/o /´ .└─┬┬─┘
164: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:25:26.27 ID:dTvavsmQo
◇
未だ不安の残る無人制御式"神機兵"の開発と、"黒蛛病"の治療に注力するというフライアの方針転換から、
"ブラッド"は極東支部の所属部隊として再編成されることとなった。
とはいえ、現存する隊員は全員配属時から極東を主戦場としているし、環境的に不慣れな部分は少ない。
165: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:26:48.20 ID:dTvavsmQo
戦術についての造詣の深さに、高い索敵と指揮能力を兼ね備えたシエル。
近接戦闘を重視した戦法故に咄嗟の判断力に優れ、組む相手を選ばない朗らかさを持っているナナ。
高い実力と経験からくる安定感に加え、仲間への的確な指示とフォローを行えるギル。
いずれも、私よりよほど隊長にふさわしい資質を持っている。
166: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:32:17.76 ID:dTvavsmQo
別にGERの体験版を3データ分やってたとかじゃないんだからね!
地味に忙しかったり書きたい展開が文章にならなくて死にそうになったりしてるだけなんだから!
読んでくれてるかもしれない方にはほんと申し訳ない
167: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:09:36.65 ID:IxHqraCLo
◇
人気のない街並み。
アラガミに喰い散らかされ、不自然な風穴がぽっかりと空いたビル群。
崩れ落ちた民家。
168: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:10:43.34 ID:IxHqraCLo
「……ナナ?」
「大丈夫?もうすぐ目標地点だよ」
169: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:16:03.06 ID:IxHqraCLo
「――私とギルが前衛、シエルは後方射撃、ナナはまず近接射撃で間合いを計って」
「初期位置からの移行タイミングは各自、臨機応変に……開幕はシエルに任せるよ」
「了解しました」
170: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:19:09.99 ID:IxHqraCLo
一連の攻撃が煩わしいのか、虎型は苛立たしげに息を荒げ、全身に青白い雷を纏う。
私達は瞬時に飛び退き、直後に発生した、虎型の周囲を覆う電磁場から身を逃れた。
これを隙と見たアラガミは後方へ大きく飛びあがり、背部のマント状の器官を展開させる。
扇状に広がったマントと頭部の間には雷球が生成され、軽やかな宙返りと共に、それは放たれた。
171: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:22:40.46 ID:IxHqraCLo
この調子だ。
このままいけば、誰も傷つくことなく、任務を終える事ができる。
そんな私の慢心を即座に打ち砕くかのように、オペレーターからの報せが届く。
172: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/28(水) 01:18:26.45 ID:3YDezVExo
◇
『……このままでは、アラガミの合流は避けられませんね』
173: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/28(水) 01:23:45.69 ID:3YDezVExo
ギルの言葉で、あの日の記憶が想起される。
私が手を伸ばさなかったばかりに、彼は手の届かない場所へ行ってしまった。
結果だけを見れば、仕方のない事だったのかもしれない。
どうしようもない事だったのかもしれない。
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