とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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737:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 07:16:35.05 ID:HO351Fsq0
まだ盛り上げようがあるとは思わなかったな


738:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 16:41:07.06 ID:mg3IrYtq0
粘るな。やっぱり納豆食ってる奴は違うな


739: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/10/11(火) 01:10:10.25 ID:i8/dHQWr0
>>738
納豆を無限に生成する妖怪の話はNG
ここのレミリアも納豆好きではありますが、
無限の納豆(アンリミテッド・ファーメント・ビーンズ)の使い手ではありませんのであしからず

以下略 AAS



740: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/10/11(火) 01:11:33.29 ID:i8/dHQWr0

――――元々『竜の子の刻印』は、嘗てのワラキア公国の国王『ヴラド三世』が考案したものである。


当時のワラキア公国は、ルーマニアやオスマン帝国といった強国に囲まれた、不運な小国に過ぎなかった。
以下略 AAS



741: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:12:48.88 ID:i8/dHQWr0

だが、それでもヴラド三世は諦めることが出来なかった。
敵が如何に強大であったとしても、それに迎合する選択肢は彼の中には存在しない。
今まで不本意に思いながらも敵国の傀儡としてしか生きて来られなかったが為に、
国王になってまでも人形として生きることは、決して許容できることではなかったのだ。
以下略 AAS



742: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:13:47.49 ID:i8/dHQWr0

強大な魔力を持つ魔術師。彼等を味方に出来たら、どれほど良いことだろうか。
それを実現できれば、ワラキア公国は瞬く間に列強国の仲間入りを果たすことが出来るだろう。
だが実際は、その手段を執ることなど不可能である。相手は存在するのかどうかもわからない埒外の者達だ。
魔術が生まれて数千年。未だに御伽話の域を出ない存在に遭遇する事を期待するなど、あまりにも現実的ではない。
以下略 AAS



743: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:14:39.43 ID:i8/dHQWr0

そして姿形を似せることでオリジナルの力を借り受けるという方法は、道具だけに当てはまるものではない。
それは生物に関しても同じであり、十字教の中ではそれを利用して破格の力を手にした者が存在する。
十字教の開祖である『神の子』に生まれつき似ていたが為に、神の力の一端をその身に授かった者達。
『聖人』と呼ばれる彼らは、奇跡とも言い切れる偶然によって何者にも揺るがされない立場へと収まった。
以下略 AAS



744: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:15:42.79 ID:i8/dHQWr0

だが全くの八方塞がり、手がないというわけでもない。
吸血鬼がどのような存在なのかについては、人々の口伝の中にその答えがある。


以下略 AAS



745: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:17:51.67 ID:i8/dHQWr0

その名は『ヴォルデンベルク男爵』。
吸血鬼研究の第一人者と『設定された』一人の男。
間諜達は一人一人がヴォルデンベルク男爵となり、吸血鬼の情報を集める。
そして集められた情報は架空の存在である、ヴォルデンベルク男爵によって取り纏められるのである。
以下略 AAS



746: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:19:03.34 ID:i8/dHQWr0

幸いにして、その狂気に塗れた実験に使える『囚人(モルモット)』は豊富にあった。
散発的に起こる戦争から得られる捕虜達、ヴラド三世が政敵と認めた貴族、その他諸々である。
スカーレット家は彼等を十分に活用し、日夜実験に明け暮れた。
その間、彼等の館の地下からは断末魔の声が絶えることはなく、館の周辺には夥しい数の墓標が生まれたという。
以下略 AAS



747: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/10/11(火) 01:20:16.30 ID:i8/dHQWr0

ヴラド三世への『竜の子の刻印』の移植。それは何も滞ることなく成功した。
刻印の発動にも問題なし。発動には処女の血が必要であるという点には多少顔を顰めたが、必要なこととして彼は割り切る。
ただ一つ誤算だったのは、刻印の効果は直ぐに目に見えた形で現れるものではなかったことということだ。
スカーレット家の見立てでは、完全に体が組み変わるまでには最低でも一年の月日を要する。
以下略 AAS



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