13: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:28:53.48 ID:4ztp0q/L0
レミリアはこの戦いの始終を、能力を使って見ている。
つまり、彼女は知っていたのだ。パチュリーが戦いの最中において、気管支喘息の発作を起こすことを。
14: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:29:48.85 ID:4ztp0q/L0
レミリアはパチュリーを守るエメラルドの石盤に手を触れ、強く力を込めて押す。
すると、壊れるはずのない石板にいとも容易く罅が入り、そして砕け散った。
15: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:33:07.33 ID:4ztp0q/L0
パチュリー「か、ぁ……」
レミリア「ふふふ……貴方はどんな死に方がお望みかしら?」
16: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:34:42.73 ID:4ztp0q/L0
レミリア「……ま、最初から決まってるんだけどね」ブンッ!
パチュリー「あぅっ!」ドサッ!
17: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:35:14.31 ID:4ztp0q/L0
レミリアから告げられた死の宣告。『パチュリーはレミリアの手で惨殺される』。
もしもそれが彼女のハッタリなどではないとしたら。
18: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:38:58.08 ID:4ztp0q/L0
パチュリー「……」
19: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:42:56.34 ID:4ztp0q/L0
レミリアは半ば呆れたようにそう口にする。
パチュリー、そして『必要悪の教会』。
20: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:44:23.86 ID:4ztp0q/L0
レミリア「でも、そんなんじゃ駄目ね。 死ぬことを怖がらないなんて、生物として失格よ」
21: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:46:00.35 ID:4ztp0q/L0
レミリア「まだ終わってない。 貴方が死ぬ時刻は定まっていない。 私が見ていないから」
レミリア「だから、貴方に足掻く意志があるのなら、少しは延命できるかもしれないわよ?」
22: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:46:44.57 ID:4ztp0q/L0
レミリア「……言いたいことはそれだけ?」
パチュリー「……ええ」
23: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:47:26.27 ID:4ztp0q/L0
レミリアはパチュリーの願いをいとも簡単に承諾した。
最早これ以上の問答は無意味だと判断したのだろう。
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